好きな女性のタイプは、国や文化で違うはず。ところが、男性たちを惹きつける魅力的な女性の腰のくびれは、万国共通「ウエスト÷ヒップ=0.7」の数値に近いという。これは、無意識のうちに生殖能力の高い女性を見分けているためだとか。こんな衝撃の事実を研究しているのが、今回のカシコブレーン、進化心理学者の坂口菊恵先生。今回は「進化心理学で解く!愛と性のミステリー劇場」と題して、無意識に行動してしまう心理を読み解いていく。
腰のくびれの黄金比率に衝撃を受けた出演者たち。信じられない凡人メンバーだが、坂口先生は「0.7という数値に近いほど、妊娠しやすく、女性ホルモンの濃度が高いんです」と調査結果を説明する。続いて男女の恋愛に大きく関係している3つのホルモンについて取り上げる。わかりやすくするために、2人の男女の出会いから同棲、夫婦、子供を授かるまでをドラマ仕立てにしたVTRで紹介。その中に登場した男性ホルモン「テストステロン」で、男性メンバーは色めき立つ。理由は、女性は体内で「テストステロン」の濃度が上昇すると性欲が高まるとわかったため。上昇しているときは、草食系男子が好きな女性でもいつもよりワイルドな男性を好きになるという。しかも急激に上昇するのは、ある日だとか。これを聞いた吉田や江川は「その日を見た目で分かる方法はないんですか?」と必死で先生に食いつく。
また、よく知られる「ABO」式の血液型相性診断ではなく、先生は白血球の血液型「MHC」にも相性診断があることも解説する。ところが、「MHC」は300種類以上も種類があり、いくつかのグループに分かれているという。そこで一般人が相性のいい相手を見つける簡単な方法を伝授。それは、自分の好きな体臭の相手を選ぶこと。これを踏まえて、安に目隠しをしてもらい、レギュラー男性の中から1番相性のいい男性を探してもらうことにする。ふだんから香水をつけている筒井をのぞくレギュラー男性4人に男性スタッフ1人を加えた計5人の男性がズラリ。順に匂った安は「甘い匂いで、クラッとなりました」と1人を選ぶ。選ばれた男性は、思わず有頂天になるが、周囲から「香水、つけてるんとちゃうか?」という不正疑惑が浮上。選ばれたその相手とは…!?この他にも、何人かの顔を合成して平均させた「平均顔」が「最強モテ顔」になることをレギュラー陣の顔を使って実証していく。
「ハテナの自由研究」では、新企画「妻が急に美しくなったら旦那は分かるのか?」をたむけんがリポート。何も知らずに偽コンテストの審査員をしている夫の前に、プロの手で美しく変身した妻が登場。その時、夫は妻に気づくのか?を3組の夫婦で実験していく。
進化心理学者。早稲田大学非常勤講師。「何故男性が声をかけるのは、美人とは限らないのか?」を疑問にもち、認知行動科学研究の道に。ホルモンと性行動の関係について研究を進め、著書『ナンパを科学する~』がベストセラーに。現在は進化心理学を専門とし、性同一性障害の人のホルモン濃度などを研究中。
この回の内容に興味がある方は・・・
![]() |
![]() |
![]() |