ビーバップ!ハイヒール

  • 番組概要
  • 過去の放送内容
  • 出演者
  • モバイル
過去の放送内容
過去の放送内容
BACKNUMBER

2009年10月15日(木) 午後 11:17 ~ 深夜 0:17 放送

食卓の小さな大劇場!あなたの知らない食の世界史

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井、福田)
小塚舞子
岡元昇(ABCアナウンサー)

旬の食材がおいしい、秋真っ盛り。今回のテーマは「食欲の秋」にピッタリな食材の歴史。難しそうな世界史も食材の交流を通して見れば、一気に身近なものになる。そこに目を付けた元北海道教育大学教授で、現在は世界の歴史と食文化に関する書著を多数執筆している宮崎正勝先生を向かえて「食卓は小さな大劇場!あなたの知らない食の世界史」をお届けする。

冒頭で紹介した食材は、唐辛子。韓国料理で多く使われているため、朝鮮から日本へ伝わったと思われがちだが、じつはポルトガルから日本へ、日本から朝鮮へと伝わったという。そして「明太子」という形で、また朝鮮から日本へ伝わってきたという歴史があるのだとか。

今では世界中で食べられていると言えるハンバーガーにも意外なルーツが隠されていた。「ハンバーガーと言えばどこ?」とリンゴに質問されたたむけんは、「アメリカ?」と答えるが、筒井から「ハンブルグやん!」と言われてしまう。ハンブルグと言えば、ドイツの町の名前。ところが、ハンバーガー発祥はドイツではなく、1206年のモンゴルだと言う。これには、カシコの2人もビックリ。チンギス・ハンが世界最強といわれた騎馬隊で領土を拡大していた時、移動中に食べていたのが馬の生肉をつぶしたハンバーガーの元祖「タルタル・ステーキ」だという。この生の馬肉を使ったミンチ料理がモンゴルからヨーロッパへ伝わり、ドイツで生肉に火を通す“焼く”調理法が加わってハンバーグの原型「フリカデッレ」ができたという。実際に、スタジオにはモンゴルから発展して、ハンバーガーになるまでの5段階のハンバーグが登場。それぞれに味見しながら、アメリカ南北戦争時代に広まったハンバーグ・ステーキを食べた徳井は「普通に今、日本で食べてるハンバーグですね」と美味しそうにがっつく。その様子を見たたむけんは「“南北戦争時代の”って聞いたら食べたくなるよね」と店の新メニューとして興味を示めす。また、先生はこの他にも今では日本人にとって身近なモンゴル発のモノを紹介して皆を驚かせる。続いて、「ジャガイモは、とてもドラマチックな食物なんです」とハンバーグのサイドメニューとして添えられているポテトを取り上げる。そのVTRには、アメリカ新大陸を見つけたヨーロッパ人たちが、持ち帰ったジャガイモを受け入れるまでや、ジャガイモによって大飢饉を乗り切った歴史などが盛りだくさんに描かれている。

後半は、「なるほど ザ・珍食ワールド」と題して、「ウサギの糞ソーセージ」や「オラウータンの唇煮」など5つの珍料理を書いた札を紹介。5つのうち、4つが実際に存在する料理で、1つだけスタッフが考えた嘘料理。モモコと凡人の5人が、くじで順番を決めた順に、どれが本当の料理かを当てていく。正解した4人には、「ホテルオークラ神戸」の3465円する神戸ビーフ100%、贅沢バーガーをプレゼント!絶対食べたいモモコは、当てようと必死になるのだが…。

「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの大好評企画「メシ-1GP 12」をお届け。連勝を続ける徳井を何とか阻止しようと、集まったのは中華、イタリアン、フレンチなど関西の名店シェフたち。「鉄板焼き たむら」も参戦し、激しいバトルが繰り広げられる。

宮崎 正勝(みやざき まさかつ)
宮崎 正勝(みやざき まさかつ)

元北海道教育大学教育学部教授。高等学校教諭、筑波大学講師(常勤)など。1975~87年まで、NHK高校講座『世界史』(ラジオ・TV)常勤講師も務める。二十数年間、高等学校「世界史」教科書の編集・執筆に従事していることでも知られる。

この回の内容に興味がある方は・・・

トップへ戻る

©ABC TV All rights reserved.