練習ではうまくできていたのに、肝心の本番ではうまくいかなかった・・・。そんな経験をしたことのある人は多いはず。だが、世の中にはここ一番ですごい力を発揮できる人もいる。今回は、「脳をうまく使えば100パーセントの実力を発揮できる」と主張する脳神経外科医であり、日本大学大学院教授の林成之先生が、「勝負脳!実力を発揮できる脳のしくみ」を直伝する。
「<勝負脳>の鍛え方」などの著書がある林先生は、脳神経外科医の国際的権威であり、その治療過程で脳のしくみを見出したという。そこでまず、スポーツの名場面を取り上げ、そのとき選手たちの脳がどのように働いたのかを、わかりやすく紹介する。そのひとつが今年の3月、WBC決勝戦で日本を連覇に導いたイチローの奇跡のヒット。それまで大不振だったイチローが、延長10回、2アウト、ランナー1、3塁という日本中が注目する運命のような打席に立ち、感動的なタイムリーヒットを放った。そのとき、彼の脳で起こっていた大きな変化とは?そのほか、2000年のシドニー五輪で金メダルを獲得した高橋尚子のレースや、昨年、石川遼がプロ転向後ツアー初優勝を飾ったトーナメントで見せた、最大のピンチの後のミラクルショットを取り上げる。林先生によれば、「守りに入ることは、脳の中では負けを意味する」とか。
現在、様々なトップアスリートたちに接する林先生は、彼らに共通する特徴を発見したという。トップアスリートに共通する性格とは?また、林先生はアスリートでないにもかかわらず、北京オリンピックの競泳日本代表チームを指導していた。教えたのは「勝つための脳の使い方」。オリンピックを控え、調子の上がらなかった日本代表チームに先生が与えたアドバイスを番組でも直伝!水泳界の常識に逆らいながらも林先生が指導し、5つのメダル獲得というめざましい結果をもたらした日本競泳陣の舞台裏を紹介しながら、その極意を明かす。
「今回、勉強したことを踏まえ、福田と徳井、たむけんの3人がスポーツ選手のコーチに扮し、選手が実力を発揮きるようなアドバイスをする。中でも、フィギュアスケートのコーチに扮した福田は、選手から「コーチが好きになってしまいました」と相談を受ける。林先生が思いきりダメ出しをした福田のアドバイスとは?
「ハテナの自由研究」は、たむけんが「親子PRIDE」第4弾を紹介。スイミング対決では小2の娘が父親と対決して負け、悔しさのあまり、母親にも闘いを挑む。
脳神経外科医・日本大学大学院教授。同大学の医学部付属病院救命救急センター科長に就任中には、数々の画期的な治療法を開発。なかでも多くの脳死寸前の患者の生命を救った脳低温療法は、世界にその名を知られる大発見となった。北京オリンピックの競泳日本代表チームに「勝つための脳」について講義し、結果に大きく貢献した。
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