ビーバップ!ハイヒール

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2009年11月12日(木) 午後 11:17 ~ 深夜 0:17 放送

大人のための ニッポン昔ばなし

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井、福田)
森はるか
岡元昇(ABCアナウンサー)

子どもの頃に聞いた昔ばなしは、ほのぼのとしたものや教訓を含んだものだった。しかし、“昔の”昔ばなしは今と異なり、子どものためのものではなかったのだ。今回は、「娯楽の少ない時代の昔ばなしは大人向けのエンターテインメントだった」という東京学芸大学教授・石井正己先生を迎え、昔ばなしの本当の物語『大人のためのニッポン昔ばなし』を紹介する。

悪さをするタヌキがウサギに懲らしめられるというストーリーの「かちかち山」。だが、昔のお話はタヌキによる猟奇的なサスペンスだった。また、カメを助けたお礼に竜宮城で夢のような接待を受ける「浦島太郎」。昔のお話では、時がたつのを忘れるほどの夜のおもてなしもあったという。では、なぜ今のような物語になったのか?石井先生は、「明治時代、絵本や教科書に載せる際に『子どもにはちょっと・・・』と思われる部分が削られた」と説明する。

今回は、私たちが知らない本当の昔ばなしの数々を紹介。私たちの知る「一寸法師」は、背丈が1寸しかない一寸法師がお椀の船と箸の櫂で京の都に行き、針の刀で鬼を退治。鬼が落としていった打出の小槌で体が大きくなり、都の美しい娘と結ばれるというおはなし。だが、昔のお話では、一寸法師が自作自演もいとわない悪知恵の働く性格になっていた!石井先生は、「江戸時代は策略や悪知恵も生きる知恵のひとつで、彼はヒーローだった」と解説する。

江戸時代の「さるかに合戦」には、当時の大人たちに人気だったテーマ“敵討ち”が盛り込まれていた。江戸時代は“敵討ち”が合法的に行われ、庶民はそれを見るのが大好きだったという。本来の物語では、なぜ猿の顔とお尻が赤くなったかがわかるが、凡人チームは赤い尻になった理由に食いついて・・・。

現在も江戸時代も大人気の「桃太郎」には、様々なバージョンの「桃太郎」が全国各地に残っている。そこで、各地の桃太郎話を繋いだ「ビーバップ版 桃太郎」を紹介。どんぶらこと川に桃は流れてくるが、桃太郎は桃から生まれず、桃太郎のライバルとして柿太郎も登場するなど、ユニークな「桃太郎」が展開する。

大人になった今では昔ばなしもうろ覚え。そこで、昔ばなしの詳細をクイズで出題する。「したきりすずめ」では、「なぜ、すずめはお婆さんに舌を切られるのか?」という問題に、凡人チームは・・・!

「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「アナタの為を想って・・・」パート8。今回も、仲の良い友人だからこそ言える本音のダメ出しが続出。現役ナース5人組は、徳井のテンション急上昇のナースとしてあるまじきダメ出しも飛び出す!

石井 正己(いしい まさみ)
石井 正己(いしい まさみ)

東京学芸大学教授。遠野市立図書館顧問、遠野市立博物館顧問、遠野物語研究所客員研究員・研究主幹、旅の文化研究所運営評議委員も務める。著書に、『絵と語りから物語を読む』『図説 遠野物語の世界』『図説 日本の昔話』『桃太郎はニートだった!~日本昔話は人生の大ヒント』など。

この回の内容に興味がある方は・・・

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