日本でも若い女性の間で評判を呼んだ「セックス・アンド・ザ・シティ」。ニューヨークに暮らす独身女性たちのカッコよくて刺激的な日常を描いたドラマだが、実のところ、多くのアメリカ人にとってはまったく縁のない生活なのだ。そもそも、アメリカ人の8割はのどかな田舎町に暮らし、生涯、ニューヨークに行くことのない人もいるという。このように、日本人があまり知らないリアルなアメリカの姿を紹介するのが、「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」の著者であり、映画評論家の町山智浩先生。今回は、アメリカ在住の町山先生が観光だけではわからないアメリカの驚くべき真実の姿を紹介する。
町山先生によれば、日本に届くアメリカのニュースのほとんどは西海岸と東海岸からのものだとか。しかし、アメリカ人の8割が暮らすのは中部。それだけに、日本人の多くが知らないこともたくさんあるという。「それぞれの州によって法律も国民性も違う」という町山先生。では、アメリカ国内でどれほど違うというのか?たとえば、アメリカ中西部に位置するミズーリ州では“絶対禁欲主義教育”を実施。結婚するまで性交渉を禁ずるこの教育にはショッキングな弊害も。それは・・・。また、緑豊かなテネシー州はテネシー・ウイスキーが有名で、なかでもリンチバーグの町は「ジャック・ダニエル」の生産地。だが、この地域は“ドライカウンティー”だという。「まさか、この地で!?」と一同も仰天した規則“ドライカウンティー”とは?ペンシルベニア州には、映画「刑事ジョン・ブック 目撃者」の中に登場した“アーミッシュ”と呼ばれる人々が16万人も暮らしている。宗教上の理由から文明を否定するアーミッシュの人々の生活に凡人チームは興味津津。そのほかにも、「大阪にソックリな町」など、町山先生がアメリカの特徴的な地域を紹介する。
ノーベル賞受賞者が世界一多く、科学の最先端を行くアメリカ。だが、そんなアメリカの国民の半分が科学を否定しているという町山先生。日本では科学の常識であることを多くの米国人は信じていないというのだ。彼らが信じていないこととは?そして、その驚くべき理由とは!?そのほか、私たちの知らないアメリカの常識クイズも出題する。
「「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの新企画「仲良くなりたいのなら魔法の椅子に座って」を放送。斬新な心理学のテクニックを使って、うまくいかない人間関係をよくするという。必要なのは2脚の椅子だけ。今回は人間関係に悩む空手道場の先輩後輩と、グラビアアイドル姉妹が登場。はたして悩みは解消するのか!?
コラムニスト・映画評論家。編集者として雑誌「映画秘宝」を創刊した後に渡米。現在はカリフォルニア州バークレー在住。著書に『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』『USAカニバケツ 超大国の三面記事的真実』『<映画の見方>がわかる本』など。
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