家に財産、時には命までも奪ってしまう火災。だが、発生する火災のうち、およそ5件に1件は放火による火災だといわれる。さらに、そのうちの約3割は保険金目的で、自分で自分の家に放火するという。そんな人間の心の闇が起こす放火と闘うのが、火災鑑定人の小林良夫先生。火災の裏側に潜む真実をあらゆる角度から究明するスペシャリストだ。放火の手口は様々だが、そのほとんどは最新の鑑定技術で真相を暴くことができると豪語する小林先生が、火災鑑定人として関わった驚くべき放火事件を紹介する。
「そもそも、放火かどうかを判定するのは警察の仕事だと思っていた」というハイヒール・リンゴ。だが、小林先生によると、警察は人命が関わらない火災の場合、詳しい現場検証を行わないこともあるとか。その結果、「失火」と判断されたケースについて、放火の疑いがあるような場合に、保険会社から火災鑑定人に調査が依頼されるのである。
保険金詐欺目的の放火犯は失火に見せるため、あらゆる手段を駆使してトリックを仕掛けてくる。それを見破るのが火災鑑定人の仕事。そこで、小林先生が実際に鑑定した事件を再構成し、ドラマ仕立てで紹介する。放火事件が連続するさなか、一人暮らしの50代男性の民家が火災で全焼した。警察は放火魔による犯行のひとつと判断。だが、多額の保険金がかかっていたこともあり、保険会社から念のためにと鑑定を依頼される。VTRでは、小林先生がひとつひとつトリックを見破り、放火の真相にたどりつくまでが描かれるが、まるで映画のような鮮やかな手腕に凡人チームは「かっこいい!」と大絶賛。現場の検証に加え、住人と話すことによって相手を観察することも大切だという先生が、ウソを見破るテクニックを明かす。
通常、自宅に放火しようと思っても、発覚を恐れて躊躇する人も多いはず。だが、小林先生は、「甘い言葉をささやいて、放火の背中を押す闇の存在がいる」という。それは、火災鑑定人にとって最強の敵とも言える存在であり、“闇社会の頭脳犯”。VTRでは、30代独身OLが住む古い民家の全焼ケースをもとに“闇の存在”を明らかに!闇社会の頭脳犯が仕掛ける、トリックにトリックを重ねた放火事件に挑む火災鑑定人の闘いぶりに、これまた「カッコイイ!」と称賛の声が上がる。また、放火のトリックの暴き方など、小林先生が様々な手口を紹介する。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「心眼の世界」パート4。その道を極めた達人は心眼があるといわれることから、達人たちに目隠しをして技を披露してもらうという企画。今回は、切れ味バッチリの鎌ヌンチャクの達人、剣道の達人、そしてドリフト駐車の達人が登場。なかでも、剣道の達人2人の目隠し試合では見たことのない驚くべき世界が展開する!
火災鑑定人。大手保険会社・警察から「裁判における鑑定の切り札」と言われるほどの信頼を集め、年間およそ300件の火災鑑定をしている。最近では「BOSS」「東京DOGS」などテレビドラマの監修・制作協力も担当。著書に「火災鑑定 放火犯は自宅に火を放つ!」
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