長く過酷なトレーニングを積み重ね、金色に輝く頂点を目指すトップアスリートたち。そんな彼らが持てる力を最大限に発揮するために必要なことのひとつに“食”がある。どんなに練習を積んでも、食をおろそかにしてしまうと、求める結果につながらないこともある。そして、勝つための“勝負食”があるという。今回のカシコブレーンは、10年以上にわたり、食を通じてトップアスリートたちを支えてきたスポーツ栄養アドバイザーの石川三知先生。彼女が指導してきたアスリートは、バンクーバーで銅、世界選手権で金を手にしたフィギュアスケートの高橋大輔をはじめ、トリノオリンピックで金メダルに輝いたフィギュアスケートの荒川静香、長野オリンピックのスピードスケートで銅メダルを獲得し、オリンピック5大会連続出場となった岡崎朋美など、世界のトップに立ったアスリートたち。今回は、アスリートたちが実力を発揮できるように石川先生が提案した数々の“勝負食”を紹介する。
石川先生のいう“勝負食”とは単に栄養バランスの取れた食事ではない。「タイムをもっと縮めたい」「より高くジャンプしたい」というような、目的のために必要な肉体を作りあげる食事のこと。石川先生によれば、個々の狙いに合った栄養をとりこむことで能力を最大限に発揮できるようになるという。先頃、バンクーバーオリンピックのフィギュアスケートで日本男子史上初のメダリストとなり、直後の世界選手権では金メダルを獲得した高橋大輔。石川先生は彼の活躍を“食”を通して支えた。2008年10月に右膝前十字靱帯断裂という大怪我を負いながら、バンクーバーへの切符を手に入れた高橋選手。彼の復活を支えた石川先生考案のメニューとは?さらに、バンクーバーでの試合を前に大問題が発覚。そのとき石川先生が提案したメニューを紹介しながら、高橋選手の銅メダルへのビクトリーロードをたどる。スタジオでは高橋選手をメダルへと導いたメニューも登場。減量食でありながら、旨みの効いた美味しいメニューに一同も驚く。
勝負食は、より細かな目的に焦点を当てて効果を上げることもできるという石川先生。年齢による衰えを抱えていたスピードスケートの岡崎選手への勝負食をはじめ、トリノオリンピック目前、石川先生が荒川選手に提案した「表現力を高める勝負食」を紹介する。さらに、モモコの1日の食事をチェック。揚げものが多い食事に、「揚げもの好きの人は食べる前に・・・」と、ワンポイントレッスンも。
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの新企画「真のダンディーを探せ!ダンディー選手権」。“普段、ダンディーだと言われているオジサマたちは、いざというときもダンディーなのか?”を検証する。Hカップ女性の誘惑や外国人の乱入など、ダンディーな男たちを次々とドッキリが襲う!
スポーツ栄養アドバイザー。「Office LAC-U」代表。病態栄養指導に関わった後、東京工業大学の実験助手を経て栄養アドバイザーに。陸上の末續慎吾選手、フィギュアスケートの荒川静香選手などのトップアスリートをはじめ、数多くの選手、チームを栄養面からサポートする。バンクーバー五輪でも、高橋大輔選手の全ての食事・栄養を管理するなどしてメダル獲得に大きく貢献した。
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