日本が世界に誇るサブカルチャーといえば、マンガ。私たちがマンガを読むとき、そこに描かれている町に興味をもつことがある。そして、そのマンガの舞台となった町が実在する場合もしばしばだ。たとえば、国民的マンガ「サザエさん」の舞台は、作者の長谷川町子が住んでいた東京都世田谷区の桜新町といわれている。その証拠にマンガに出てくる風景が今も残っており、ファンが訪れることも多い。そんなマンガの新たな楽しみ方を提案するのが、マンガをこよなく愛するイラストレーター、進藤やす子先生。今回は、“にっぽんマンガ遺産”と題し、進藤先生が、名作マンガの実在する舞台をランキング形式で一挙公開する。
「実在するマンガの舞台を訪ねると、作品の世界観をより深く理解できる」という進藤先生。そこで、進藤先生セレクトによる「にっぽんマンガ遺産!ベスト6」を発表。第6位は、生意気でイタズラ好きな5歳の幼稚園児が巻き起こす騒動を描いた「クレヨンしんちゃん」。舞台となるのは、東京から電車でおよそ1時間のベッドタウン、埼玉の春日部市だ。昨年惜しくも急逝された作者の臼井儀人さんが結婚してからずっと住んでいた町で、街頭のいたるところにしんちゃんのイラストを見ることができる。その驚くべき理由とは!?また、マンガに登場するスポットも紹介。しんちゃんが通う「ふたば幼稚園」も実在しており、訪ねてみると・・・!進藤先生によると、埼玉は「クレヨンしんちゃん」をはじめ、マンガの舞台になっていることが多いという。さらに埼玉は、この何十年でイメージが大きく変わった町だった。「埼玉=ド田舎」というイメージだった1970年代から、マンガの舞台として花開いた2000年代まで、埼玉を舞台にしたヒットマンガを時代の変遷とともに解説する。
第5位は、一大ブームを巻き起こした人気アニメで、第3新東京市という架空の町が舞台になっているSFモノ。その作品とは?そして、この近未来都市のモデルになった、あまりにも意外な街とは? 第2位にランクインしたのは、双子の兄弟、達也と和也、そして隣に住む幼なじみの朝倉南の3人が織りなす、高校野球を題材にしたあだち充の代表作「タッチ」。その舞台となったスポットを進藤先生自らが案内する。まず、向ったのは東京都練馬区にある交差点。先生いわく、「最も衝撃的なシーンとなった場所」だという。和也が伝説となった、そのシーンとは・・・。次に先生が向ったのは、なんと鳥取県。乙女チックな進藤先生の一番好きなシーンであり、ファンにとっても心震える名シーンとは!?さらに、アニメ「タッチ」で達也の声を演じた三ツ矢雄二さんまで登場し・・・!
進藤先生が選んだ“にっぽんマンガ遺産”の第1位は、自伝的要素のある青春マンガの傑作!その作品とは?舞台となった、にっぽんマンガの聖地とも呼べる町とは・・・!
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「あなたの為を想って・・・卒業編」。この春、卒業で別れてしまう仲良しグループが、最後だからと、思いきり、本音のダメ出し!大学生グループとキャンペーンギャルのグループが登場するが、今回も最後は怖い空気に・・・。
イラストレーター。ビーバップ!では2回目の登場で、1回目は昨年1月29日放送の『マンガ美術館』。「美的」「MORE」「BAILA」「MISS」等、女性誌を中心にイラスト掲載多数。日本有数のマンガマニアでもある。
この回の内容に興味がある方は・・・
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