ビーバップ!ハイヒール

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BACKNUMBER

2010年06月03日(木) 午後 11:17 ~ 深夜 0:17 放送

あいうえお誕生物語

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井・福田)
夏川純
岡元昇(ABCアナウンサー)

日本語は時代とともに変化し続けている。たとえば、五十音の中でハ行だけに半濁点の“まる”がついて「パピプペポ」となるが、これは昔、日本人が「ハヒフヘホ」を「パピプペポ」と発音していたから。昔の人は日本を「ニポン」、平安京を「ペイアンキョウ」と読んでいた。この新旧の発音を区別するために“まる”はつくのだ。そんな変化の歴史をひもとけば見えてくる、言葉や文字がたどった壮大なドラマを、各国の言語と比較するなどの研究で日本語のルーツに迫る大東文化大学准教授・山口謠司先生と学んでいく。

最初のテーマは「ひらがなvsカタカタ 仁義なき戦い」。日本語には、なぜひらがなとカタカナの2種類があるのか?これには2つ作らなければならない日本ならではの事情があり、ひらがなとカタカナはどちらがメインになるかで「覇権争いを続けてきた」と山口先生は言う。日本で最初に使われた文字は、中国の漢字に同じ発音の音を“当て字”のように当てはめて使う“万葉仮名”。しかし、おのおのが好き勝手な文字をあてていたため大混乱となり、これを統一しようと生まれたのが、日本オリジナルのシンプルで使いやすい文字・カタカナだった。ところがその後、現代の日本では考えられない当時のある社会事情からひらがなが生まれ、カタカナに取って代わるようになったというのだが…。もともとは、ある人たちが使う“暗号”として作られたというひらがなの意外なルーツとは?

続いてのテーマは「日本語の異端児『ん』ものがたり」。“ん”は、五十音の中で母音のない唯一の音。「調べれば調べるほど味わい深い音」という山口先生は、“ん”にすっかり魅せられ、『ん』というタイトルの本まで書いたとか。実は“ん”、今ではごく普通に使われているが、日本語の中ではかなり特殊な存在。なぜか日本人に嫌われ続けたという“ん”の受難の歴史に、「“ん”がそんなに辛い思いをしてきたとは…」とパネラー一同はビックリ!また、スタジオでは、江戸時代に流行したという遊び「ん廻し」に挑戦する。「ん廻し」とは、「きんかん」「でんせん」といった“ん”のたくさんつく言葉を言い合い、“ん”の数だけごほうびがもらえるという言葉遊びだが、今回はこれをセクシーにアレンジ。スタジオには、体中に数字の書いたシールを張ったビキニ姿の美女が登場。一同はそれぞれ、「一度は食べてみたいもの」などのお題に沿った“ん”のたくさんつく言葉を発表し、その数の書かれた数字シールをはがすことができる。腕や足には小さな数字、胸や股間付近には大きな数字…と、“ん”が多ければ多いほどはがしがいのある(?)場所を指定できるとあり、一同はより多くの“ん”のつく言葉を編みだそうと躍起に…。

「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「クイズ!着せ替え美人2」。徳井率いる妄想男子チームが、3人の美女たちが実際に着た勝負服を当てるクイズ企画の第2弾。前回は1人も当てられないという大失態を演じた徳井ら。今回はコスプレが趣味という23歳の美女が「ナンパされたいときに着た水着」などを推理するが、果たして正解なるか?

山口 謠司(やまぐち ようじ)
山口 謠司(やまぐち ようじ)

大東文化大学文学部准教授。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究院を経て、現職。著書に『日本語の奇跡<アイウエオ>と<いろは>の発明』『面白いほどよくわかる漢字―漢字のルーツから由来・成り立ちまで一括総集 (学校で教えない教科書)』などがある。

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