世界中から多くの観光客が訪れる古都・京都。様々な魅力を放つ京都だが、京都通にも意外と知られていない魅力がある。それは、語源。実は私たちが普段、何気なく使っている言葉の語源が京都にはたくさんあるという。今回は、放送作家であり、語源ハンターとしても活躍しているわぐりたかし先生が、京都で生まれたたくさんの言葉を紹介する“京都再発見”の旅!
京都は長い間、政治や文化の中心であり、人の往来の多い場所であったため、多くの言葉がここから生まれたというわぐり先生。そこで、一味違う京都の“語源デートコース”をドラマ仕立てで紹介する。「清水の舞台から飛び降りる」覚悟で片思い中の後輩をデートに誘った青年は、清水寺で待ち合わせ。その清水寺で生まれた言葉が「堂々巡り」だ。お百度参りが関係する、その語源とは・・・。さらに、上賀茂神社では「埒が明かない」「あかん(関西弁)」、下鴨神社では「水に流す」、今宮神社では「玉の輿に乗る」という言葉の語源を紹介する。知られざる語源のストーリーに凡人チームは「そうやったんや」といちいち納得。そのほか、スタジオでは「相槌を打つ」「呂律が回らない」、掛け声の「えっさえっさ」の語源を解説する。
様々な食べ物の名前の語源も京都にあるというわぐり先生。そこで、特命レポーターとして浜口順子が京グルメの味と語源をリポートする。下鴨神社の横にある「加茂みたらし茶屋」は日本で初めてみたらし団子を作った店。だが、なぜ、「みたらし団子」と名付けたのか?それは、「水に流す」という言葉が生まれた下鴨神社の「みたらし池」に由来していた!京田辺市にある寺、酬恩庵では名物のぜんざいを味わう浜口。だが、「あまーい!」としか感想を口にせず、凡人チームからは嵐のようなブーイングが・・・。実は、酬恩庵はとんちで有名な一休さんが暮らした寺。はたして、ぜんざいと一休さんの関係とは!?
また、わぐり先生が全国を回って語源の現場を取材した写真を公開。愛媛県今治市では「ひとりずもう」、石川県金沢市は「ごり押し」など、写真とともに語源を解説する。
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの「永遠のライバトル」の第4弾。今回は“イヌ派VSネコ派”の対決で、ペット界の二大勢力が可愛らしさを競う。だが、どちらも有り余るほどの可愛らしさを炸裂させ、勝負は大接戦に!
放送作家。語源ハンター。言葉が生まれた土地「語源遺産」を訪ねる"語源ハンター"として活動、全国を旅している。2009年3月、日本初の語源遺産ガイ ド&エッセイ『地団駄は島根で踏め~行って・見て・触れる《語源の旅》』(光文社新書)を出版。読売新聞(金曜夕刊)紙上でコラム「語源ハンター」連載中。そのほか新聞や雑誌などに日本語や語源についての寄稿多数。語源ハンターとしてテレビやラジオにも出演してユニークな活動報告を行っている。
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