日本人に愛され、こと年末年始にはよく目にする七人の神様。それが七福神。だが、七人はなぜ集合体となったのか。そもそも、どこからやって来たのか・・・。そんな七福神の知られざる秘密を解き明かすのが、3度目の登場となる盛岡大学教授で民俗学者の橋本裕之先生だ。今回は、橋本先生が個性豊かな七福神のキャラクターを紹介しながら、七福神を徹底解剖する!
「七福神は室町時代のヒーロー戦隊です」と、冒頭から大胆な持論を展開する橋本先生。ヒーロー戦隊とは、いろいろな特殊能力を持った者が複数集まり、力を合わせて悪に立ち向かい、人類を救うことがコンセプト。実は、七福神も室町時代、同じような発想で誕生したという。そこで、七福神それぞれのキャラをヒーロー戦隊風に紹介!応仁の乱などの戦乱が相次ぎ、京の都も荒れ果てていた室町時代、民衆は日照りや水害、悪霊や窃盗など、災いをもたらす悪の「七難」に悩まされていた。そこで、京の町衆が立ち上がる!彼らは「七難」を撃退し、生活を豊かにする力をもつ「七人のヒーロー」を集めたのだ。それが七福神!“商売繁盛”を必殺技に不景気を撃退するえびす。商売繁盛の神なのに、彼が釣り竿と鯛を手にしているのはなぜ?“打ち出の小槌”を振りかざし、凶作を撃退する大黒。インドからやって来た彼の意外な正体とは!?“琵琶”を手にした妖艶な美神、弁財天は音楽の神様だが、漁師たちに大人気。そのわけとは・・・。そのほか、戦いや勝負事に強いインドのエリート神こと毘沙門、実在の人物で、実は人間だという布袋、長寿の神様として愛される寿老人と福禄寿など、それぞれのキャラクターを徹底解剖する。スタジオでは、橋本先生がより詳しく解説。途中でメンバーチェンジもあったなど、意外なストーリーを紹介する。
誕生当時から民衆たちに大人気だった七福神。だが、江戸時代、七福神の存在を揺るがした男がいたという。とんでもない野望を抱いた男の名前は、村田市兵衛。実は、現在も人気者の、誰もが知っている男なのだ。ユニークな容姿を持ち、江戸の町で商売を繁盛させた、その男とは?そして、彼の恐るべき野望とは!?
また、地下鉄大国町駅にある大国神社と恵美須町駅にある今宮戎神社についてのクイズを出題する。
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「できそでできないこと」。一見、簡単そうに思えるが、実際にやってみるとなかなか難しい事を一般の方にチャレンジしてもらう。「一人じゃんけんで、左手を勝たせ続ける」「目をつぶり、右の人差し指を左の鼻の穴に入れる」などに挑戦してもらうが、爆笑のオンパレードに!
ビーバップ3回目の登場、1回目、2回目は「日本人のしきたり」。民俗学者。国立歴史民俗博物館助手、ミシガン大学日本研究センター客員教授などを経て、現在盛岡大学文学部日本文学科教授。文学博士。05年にはNHK大河ドラマ 『義経』の芸能考証を担当。主な著書に『王の舞の民俗学的研究』『目からウロコの民俗学』など。
この回の内容に興味がある方は・・・