タンスの数を数えるとき、“一台”と言いそうになるが、正解は“一棹”。では、なぜ“棹”という単位で数えるのか。それは昔、タンスを運ぶときに棹にかけて運んだから。このように、「モノの数え方には意味や由来がある」と話すのが、今回のカシコプレーンで名古屋大学大学院教授の町田健先生だ。今回は、町田先生がモノの数え方のミステリーをひも解いていく。
魚で例えると、海で泳いでいるときは一匹、水揚げされると獲物の数え方になるため“一尾”、さらに調理用にさばくと“一枚”、そして刺身大に切ると“一切れ”と、魚ひとつをとってみても形状や見方によって数え方が変わるという町田先生。古来よりモノを慈しみ、豊かな感性を育んできた日本ならではの考え方だ。しかし、普段、何気なく数えているが、なぜ、そう数えるのかわからないものもある。動物を数えると、サルやリスは一匹、ゾウやキリンを一頭と数える人は多い。もともとは生き物をすべて匹で数えていた日本人。では、匹と頭の違いとは?さらに、匹や頭の意味も解説する。冷蔵庫やテレビなどの機械の数え方は一台。なぜ、台を使うようになったのか?それには、明治時代に登場した自動車が関係していた!凡人チームも思わず「そうやったんや!」と納得の理由とは?
そのほか、様々なモノの数え方を紹介するが、握り寿司が二つで一貫と数える理由や、ラーメン屋さんがラーメンを一杯でなく、一丁と数えるワケも解説。さらに!浮気の数え方にまで言及。浮気は“三度目”より“三回目”のほうが罪深い理由が明かされる!そのほか、ゲーム感覚でモノの数え方を覚えるが、凡人チームが異様な盛り上がりを見せた理由とは・・・。
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「女のウソは見抜けるか?」。3人の女の子のうち真実を話している1人を見破ることができるかを検証する。今回はTEAM吉田のメンバー、尼崎の高橋克典が大ハッスル!?
名古屋大学大学院文学研究科教授。東京大学文学部助手、北海道大学助教授などを経て現職。著書に「言語学が好きになる本」「間違いだらけの日本語文法」「町田教授の英語の仕組みがわかる言語学講義」「ソシュール入門 コトバの謎解き」など多数。
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