大阪を代表する動物園といえば「天王寺動物園」。1915年に開園した関西で最も歴史のある動物園で、現在では約200種類もの動物が飼育されている。園内では日々、個性豊かな動物たちが人間味あふれるドラマを演じている。恋に悩むアムールトラのセンイチは肉食獣でありながら“草食系男子”!?メスにアタックしたくても、人工保育のためにメスとの接し方がよくわかっていないという。そんなユニークな動物の生態を見守っているのが、天王寺動物園の園長、長瀬健二郎先生。今回は、長瀬先生が動物園を舞台にしたノンフィクションの物語をたっぷり披露する。
まずは、動物園に渦巻く「女の執念」をテーマに動物たちのエピソードを紹介。天王寺動物園の人気者、メスのオランウータンのサツキは密猟がきっかけで動物園にやってきた。最初は一人ぼっちで怯えていたサツキも先輩オランウータンたちと暮らすうちに元気を取り戻し、すくすくと成長。大人の仲間入りを果たし、オスと出会うが・・・。サツキが体験してきた女性ならではの苦難の道とは?新聞の記事にもなった哀しいエピソードにスタジオも驚きの声をあげる! また、長瀬先生によれば、園内では長年にわたり、メス同士の一歩も譲らない激しい闘いが繰り広げられているという。それはアジアゾウの春子おばあちゃんと、彼女の来園から20年後にやって来た博子との女の闘い!ゾウ舎ではフンの投げ合いまで行われ、日々衝突する2頭。園長いわく、「本当に仲が悪い」という彼女たちの間で起こった因縁の出来事とは!?スタジオでは、コアラの取っ組み合いのケンカ映像や、チンパンジーに徹底的に嫌われ、見つかるとフンを投げつけられるという園長の爆笑苦労話まで、動物園の意外なドラマを園長が明かす。
実は、天王寺動物園には芸をする動物が1頭もいない。その裏側には、1932年に動物園にやって来たチンパンジーの女の子、リタにまつわる哀しい物語があった。天才的な才能で次々と驚くべき芸を習得し、一躍、動物園のトップスターになったリタ。それがあだとなり、第二次世界大戦の勃発とともに悲劇が彼女を襲う。天王寺動物園で、すべての動物に芸を教えることが禁止になった理由とは・・・!
さらに、園長自ら天王寺動物園のオススメスポット・ベスト3を発表する!
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの「適正価格HOWマッチ!?」第3弾。なんと、前回は紹介した2軒とも不適正価格と判定され、店の値段を下げてもらうという結果になった恐るべき企画。今回もハラハラドキドキ!スタジオも息を飲む意外な結果に!
天王寺動物園園長。日本獣医畜産大学卒。卒業と同時に昭和49年天王寺動物園へ。平成22年4月園長に。
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