道頓堀を作ったのは安井道頓、大阪市中央公会堂を手掛けたのは岩本栄之助、中之島図書館は住友吉左衛門など、大阪の街や文化は行政ではなく個人が作りだしたものが多い。それゆえ、大阪は誇るべき“なにわの偉人”たちの宝庫なのだ。そんな偉人たちを、今回、紹介してくれるのが大阪府立大学教授で都市文化を研究する橋爪紳也先生。大阪検定の監修も務める大阪街文化のスペシャリストだ。今回は、2度目の登場となる橋爪先生が、熱い想いで大阪を育んだ偉人たちの物語を紹介する。
大阪の観光名所にもなっている道頓堀のグリコの看板。これは初代社長、江崎利一さんが作ったものだが、看板誕生の裏には、ある偉人の存在があったという。大正時代半ば、小さな製菓会社「江崎商店」はグリコを開発。だが、既に大企業だった明治や森永に比べ、まだまだ知名度が低く、グリコの宣伝に頭を悩ませていた。そんな折り、足袋メーカーの「福助」が奇抜なアイデア広告で知名度を大きく上げていることを知る。その仕掛け人の正体とは!?人々の心をとらえる不思議なグリコの広告「豆文広告」を生みだして、子どもたちの間に浸透させ、会社を森永や明治と肩を並べるまでに成長させた人物の謎に迫る!また、江川先生絶賛の微妙なヘタうまイラストが愛らしい「豆文広告」の名作の数々も紹介する。
流行に敏感な若者たちが集まるアメリカ村と堀江。この2つの街を作ったのは、大阪ミナミで生まれた一人の女性だった。そのセンスと広い人脈で、流行を発信するオシャレなミナミの街をつくりあげ、伝説となった日限萬里子の物語を紹介する。彼女と顔見知りだったという橋爪先生やリンゴ、モモコが語る日限とは・・・。
また、スタジオには現役の偉人も登場!実は誰もが知っている偉人のお仕事とは!?
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「男の自慢!アリ?ナシ?」。我こそは自慢することあり!という男性の自慢がアリかナシかを女性が仕分けるこの企画。お金持ち自慢から才能自慢まで自慢ありの男性に女性たちが厳しい審査を下す!
当番組2回目の登場。大阪府立大学特別教授。建築史・都市文化論専攻。工学博士(大阪大学、1990年)。狭義の建築史にとどまらず、広く大阪・関西の都市文化について研究している。その知識と経験を生かして、自治体の委員や街づくり関連団体のアドバイザーとしても活躍している。
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