ビーバップ!ハイヒール

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BACKNUMBER

2011年3月3日(木) 午後 11:17 ~ 深夜 0:17放送

映画は予告篇の方が面白い!

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井)
森はるか
岡元昇(ABCアナウンサー)

映画の予告篇を気に入り、いざ映画を見ると、予告篇とはまったく違う映画だった・・・というような体験をしたことがある人もいるだろう。それを「してやったり」と思うのが今回のカシコプレーンで、映画予告篇制作会社社長の池ノ辺直子先生だ。映像作家でもある池ノ辺先生は映画の予告篇を専門に作るプロフェッショナル。先生によれば、映画の予告篇には様々な仕掛けや操作があり、時として、本編とは異なるイメージのものもあるという。今回は、池ノ辺先生が映画の予告篇の裏側を徹底解説する。

 「そもそも映画の予告篇は広告であり、広告としてのコンセプトに基づいて作られている」という池ノ辺先生。予告篇のためだけに映像を撮影することもあるという。つまり、予告篇は観客を動員するためのものであり、様々な仕掛けがあるというのだ。1986年に空前の大ヒットとなったトム・クルーズ主演の「トップガン」。この予告篇も池ノ辺先生の会社が制作したが、その際に配給会社は、アメリカ海軍の戦闘機パイロットを主人公にした映画で、アメリカ海軍が全面協力した戦闘機のアクションシーンがウリであり、全米でもその点がウケて大ヒットしたと説明。そこで日本でもアクション映画として売り出すことになる。もちろん、予告篇もアクションシーンが満載だった。しかし、ふたを開けてみると、前売り券の売れ行きが悪い。実はそれは映画がヒットするかどうかのパロメーターでもあるのだ。公開日が迫るなか、配給会社に泣きつかれた池ノ辺は予告篇を作り替えることを提案。池ノ辺が大胆に作り替え、映画を大ヒットへと導いた予告篇とは!?また、ミニシアター系映画としては大ヒットを記録した、タイトルなら誰もが知っている、あの名作の予告篇誕生の仰天秘話も紹介する。池ノ辺先生は、「トップガン」のようにアメリカと日本でまったくイメージの異なる予告篇になることもしばしばだと解説する。

また、この春公開のアメリカ映画「かぞくはじめました」の予告篇制作の現場に密着取材。この作品も、コメディ路線を前面に出したアメリカのものとは違う、日本向けの予告篇を作ることになった。その舞台裏を紹介する。  映画の予告篇を作って25年の池ノ辺先生。そんな予告篇に携わるプロフェッショナル150人が選んだ2010年映画予告篇ベスト3も発表。池ノ辺先生が3作品の映画と予告篇のみどころを解説する。

「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの「親子プライド」第9弾。今回は、名門クラブに所属する息子が父とバドミントンで対決。さらに、熾烈なレース展開を見せる父と息子のカートレース対決に、たむけんも大興奮する!

池ノ辺 直子(いけのべ なおこ)
池ノ辺 直子(いけのべ なおこ)

映画の予告篇専門の映像ディレクター。27歳で予告篇制作会社「池ノ辺事務所」を設立。設立10周年を記念して、バカばっかりの職人集団の意味で株式会社バカ・ザ・バッカに社名変更し、代表取締役社長に。これまでに手がけた予告篇は、「ボディーガード」「フォレスト・ガンプ」「セックス・アンド・シティー2」など多数。
著書に「映画は予告篇が面白い」(光文社刊)がある。

この回の内容に興味がある方は・・・

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