ビーバップ!ハイヒール

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BACKNUMBER

2011年3月10日(木) 午後 11:17 ~ 深夜 0:17放送

実はとってもオモシロイ!珠玉の漢文ストーリー

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)
安藤絵里菜
岡元昇(ABCアナウンサー)

テストや受験で大いに悩まされた経験のある人も多い漢文。だが、私たちが普段、使っている熟語や故事成語のおよそ9割は漢文からきているという。中国で書かれた昔の書物全般を指すが、3000年も前に書かれ、今も残る物語は普遍の魅力にあふれている。そんな漢文に秘められた物語の数々を、2度目の登場となる明治大学教授の加藤徹先生が、今回もたっぷりと解説する。

1つ目に紹介するのは、「陰徳あれば陽報あり」という漢文。意味は、「人知れずよいこと(=陰徳)をすれば、必ず、目にみえてよいこと(=陽報)が返ってくる」ということで、加藤先生によれば、元は、ある国の良い王様の物語を由来としている。そこで、VTRでは設定を現代の企業に置き換えて物語をドラマ化する。とある企業の新商品開発プロジェクトチームは社運を賭けた開発に取り組んでいた。だが、突如、新商品のデータが削除されてしまう。バックアップもとっていなかったため、チームは大パニック!犯人探しが始まるなか、チームの部長は驚くべき行動に出る!スタジオの一同も「エエ話や!」と感心する物語とは?また、一同で「陰徳あれば陽報あり」の体験エピソードをトーク。だが、意外にも、「陰徳あっても陽報なし」のほうが多いという結論に!?

心温まる愛の物語から誕生した代表的な漢文のひとつが、「糟糠(そうこう)の妻」。意味は、「粗末な食べ物(=糟糠)しか食べられなかった貧乏時代を共に暮らした妻」で、元は、およそ2000年ほど前、後漢の光武帝と姉、家臣の物語から来ている。VTRでは、不況で務めていた会社が倒産した男が、貧乏をものともしない妻のおかげで再就職し、新しい会社で実力を発揮するという設定で、深い夫婦愛の物語が展開する。

「漢文には人間的魅力について語っているものが多い」という加藤先生。なんと、モテる女性になるためのノウハウもしっかりと書かれているという。そこで、現代でも通用する愛の教訓を伝授。「王湛(おうたん)妻を選ぶ」「顰(ひそみ)に倣う」という二つの漢文を取り上げ、モテる女性の必殺テクニックについて紹介する。スタジオでも女性や男性の好きな仕草について様々な意見が飛び交い・・・。さらに、「折檻」と「羊頭狗肉」のストーリーを4コマ漫画で楽しむ。

「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの新企画「美人のコンプレックス」。美人であっても何かしらコンプレックスはあるようで、そんな美人たちのコンプレックスを、ブラマヨ吉田をはじめとするザ・コンプレックスが見抜いていく企画だ。モデルや専門学生、大学生が登場し、意外なコンプレックスを明かす!

加藤 徹(かとう とおる)
加藤 徹(かとう とおる)

当番組2回目の登場。明治大学教授、中国文学研究者、小説家(ペンネームは嘉藤 徹)。東京大学文学部中文科、東京大学大学院(中国文学専攻)卒業。学生時代の1990年から1991年の間、北京大学に留学。中国文学の面白さを日本に伝えるべく様々な活動をしている。
著書に『漢文力』『漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?』など多数。

この回の内容に興味がある方は・・・

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