未曽有の被害を被った東日本大震災での日本人の美しい秩序や、世界に誇るメイドインジャパンの品質や技術力など、日本には世界が認める“ワンダフル”がたくさんある。そのひとつが日本の観光地。先頃、発表された「世界の満足度の高い観光地ランキング」では東京が都市別部門の第1位に、国別部門でも日本が第2位にランキング。そんな日本を訪れる最近の外国人旅行者は、伝統の美や人気観光地だけでなく、日本人とは全く違う目線や感覚で日本を楽しんでいるのだ。渋谷のスクランブル交差点もそのひとつで、ぶつかることなくスイスイと渡る日本人に欧米の観光客の目はくぎ付けになるという。今回のカシコブレーンは、そんな外国人観光客の動向を分析し、日本の観光をより魅力的にするための研究をしている大阪観光大学教授の土屋渉先生。外国人から見た関西の“ワンダフル” を土屋先生が解説する。
日本人が気づかない日本のおもしろいところを知っている外国人観光客。兵庫県の姫路市には世界遺産の姫路城よりも人気の観光スポットがある。それは、JR姫路駅のホーム。日本人には珍しくないが、外国人にとってはとてもエキサイティングな理由とは?京都で人気のニュースポットは、外国人が「クール!」「宇宙船のよう!」と大絶賛。グッドデザイン賞の金賞を受賞するなど、未来的な建築物として海外のデザインや建築関係の雑誌に多く取り上げられるほど世界的に有名なスポットとは!?さらに、外国人が感動する一番人気のディナースポットや、USJを凌ぐ人気の意外な施設にスタジオの一同もびっくり。また、外国人が行きたがる関西のスポットも発表。なかでも、イギリスの高級紙「ザ・タイムズ」が選ぶ「世界の建造物トップ20」の一つに選ばれ、ローマのコロッセオやバルセロナのサグラダ・ファミリアといった世界の名だたる建造物と肩を並べる大阪のビルとは、いったい・・・!?
また、外国人が通う大阪の名店ベスト3も発表。なかでも、大阪・千日前にある「三佳屋」は世界に名を知られるうどん屋さんだとか。名物は「どて焼きカレーうどん」だが、これが世界中に広まった理由には一同も感心する。
そのほか、外国人観光客に人気のイマドキの日本土産も紹介する。
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの人気企画「サギ写を見抜け!」。ウーマンラッシュアワーを助っ人として迎えた今回は意外な展開に!
大阪観光大学教授。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。
日本政府観光局(国際観光振興機構)に37年間勤務し、バンコク、パリ、ジュネーブに駐在し、外国人旅行者の日本への誘致、外客受入体制の整備等の業務に従事。2004年よりビジット・ジャパン・キャンペーン実施本部事務局に出向し、欧州担当事業部長を務める。