普段、何気なく飲んでいる飲み物の裏側にはドラマティックな物語が隠されていることがある。たとえば、アメリカ生まれの世界一有名な清涼飲料水、コカ・コーラ。現在は200以上の国と地域で販売されているが、ここまで広まったのには第二次世界大戦が深く関わっていた。当時、アメリカで国民的飲み物だったコカ・コーラを、遠く離れた戦地の兵士たちも熱望。砂糖とカフェインが入っているせいか、「飲むと力が湧く」と、戦地でも渇望された。そこで政府はコカ・コーラを世界中の米兵に届けるため、世界各地の前線基地内に工場を作る。そこから地元の人にも広まり、現在のように世界中で愛される飲み物となったのだ。このような飲み物にまつわる知られざるエピソードを番組で紹介してくれるのが、食文化研究家の藤原浩先生。「日本フードアナリスト協会」の常任理事を務める食のプロフェッショナルが、世界を動かした飲み物の物語を紹介する。
世界で一番飲まれているポピュラーな飲み物はコーヒー。その人気の秘密は香りにあり、朝、コーヒーの香りを嗅ぐと脳が活性化されるという。それは、香りを構成する成分が他に比べて多く、800前後もあるからだ。そんなコーヒーの存在によって、実は社会的に重要な数々のモノが生み出された。VTRではヨーロッパにコーヒーが伝わり、大ブームとなった経緯をひも解きながら、政治の政党をはじめ、世界的な大発見や、今ではなくてはならないモノの誕生ドラマを紹介する。社会に変革を起こしたコーヒーは、また、フランスの英雄、ナポレオンにも深い関わりがあった。常勝神話を築いた史上最強のナポレオン軍が軍の飲み物として採用したコーヒーは、ナポレオンの人生を左右する・・・!
また、「紅茶がアメリカ合衆国誕生のきっかけになった」という藤原先生。そこには、コーヒー貿易を諦め、新たに目をつけた紅茶の貿易で儲けようとしたイギリスの思惑が絡んでいた。後にアメリカとなる新大陸で起こった大事件とは・・・!?
スタジオでは、藤原先生オススメの美味しいコーヒーを味わう。東京の高級ホテルでは一杯5000円もするインドネシアの貴重かつユニークなコーヒーや、現在は国内で飲めるところはない「ロシアンコーヒー・ソビエト風」が登場する。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「方言美人巡り」。全国各地の方言美人が徳井を相手に“愛の方言告白”をする。今回は、「だっちゃ」が可愛い富山県、静岡県の遠州弁、語尾に「そ」をつける山口県の3県の方言美人が登場し、徳井のハートをわしづかみ!
当番組2回目の登場。食文化研究家。日本フードアナリスト協会 スーパーバイザー/検定試験委員。かつてモータースポーツ界で活躍し、イタリアを拠点として世界全大陸を転戦して周る。ヨーロッパ生活中、ミシュランからレストランガイド編集部のスタッフを紹介され、星の付いたレストランの記録を重ねた。食文化への興味から研究を始め、現在は食の専門家・フードアナリストとして多くのメディアでの情報発信を行い、大学のエクステンションカレッジ(一般教養講座)でも教鞭を取る。
この回の内容に興味がある方は・・・
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