普段、テレビで何気なく見ている“CM”。その裏側には私たちの知らないドラマが隠されている。そんな知られざる感動物語を教えてくれるのが、老舗広告専門雑誌『宣伝会議』編集長の田中里沙氏。年間5000本以上のCMをチェックし、数々のCMコンテストで審査員を務めるなど広告業界を知り尽くす田中氏が、名作CMに秘められた心温まるドラマを、懐かしいCM映像とともに紹介していく。
まずは「この木 なんの木」のCMソングでおなじみの日立グループ企業CM。1970年、「グループ会社全体がひとつに繋がり、大地に根を張る大きな樹を育てる」という企業理念を世に知らしめようと日立が制作を始めたこのCMの主役は、ハワイにあるモアナルア・ガーデンパークにそびえるモンキーパッドという巨木だ。しかし当初、この木はCMに登場しておらず、架空の大きな木をイメージしたアニメーションが使われていたという。現在のような実際の木の映像が使われることになったいきさつには、ある2人の男性の時代と国境を越えた友情物語が隠されているというのだが…。たむらを「このええ話、取扱説明書と一緒に商品に入れて広く知らしめて欲しい!」と感動させた、歴史の教科書にも登場するあの人物が深く関わる熱い友情秘話とは?
さらに、「泣けるCM」として広告業界では伝説となっている長編シリーズCMが登場する。鹿児島県にある小さな村のある出来事を7日間に渡って丹念に撮影したCMで、1本あたり1~2分の長編が連作になっているまるでドキュメンタリー番組のような力作。日本のCM界で最も権威ある「ACC・CMフェスティバル」でグランプリを獲得するなど大きな話題となった6本の連作のうち4本を、番組では一挙に公開する!スタジオ一同も思わず涙ぐんだ、胸を打つその内容とは?
また、「勝手に『炭火焼肉たむら』CMコンテスト!」と題し、スタジオ一同がたむらがオーナーを務める店『炭火焼肉たむら』のテレビCMのプランを考えるコーナーも。「もしも気に入ったものがあれば、使わせてもらえるんでしょうか?」とたむらが色めき立つ中、リンゴとモモコはたむらを「イメージダウンですやん!」と大慌てさせる仰天CMを発表!吉田はあの「AC」のCMのフレーズをもじった『たむら』の実態を暴く(?)CMで一同を大爆笑させる!
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの人気企画「素人演技王」の第4弾。今回は、うどん店の主人が弟子にとんでもない告白をするという“ドッキリ”を演じる。その迫真の名演技にスタジオは爆笑の嵐!
雑誌『宣伝会議』編集長。
89年学習院大学卒業後、広告会社を経て93年より株式会社宣伝会議に入社。96年より現職。専門は広告コミュニケーション、広告会社、メディア動向・分析。
2000年より月刊『販促会議』のデスクも兼任。また、企業の広告賞審査員、日本広報協会広報アドバイザー、全国広報コンクール・広報紙企画部門審査委員なども務める。
情報系テレビ番組のコメンテーターとしても人気。
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