ビーバップ!ハイヒール

  • 番組概要
  • 過去の放送内容
  • 出演者
  • モバイル
放送内容
過去の放送内容
BACKNUMBER

2011年8月25日(木) 午後 11:17 ~ 深夜 0:17 放送

銅像に秘められた物語

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)
夏川純
岡元昇(ABCアナウンサー)

街中を歩くと、いろんな場所にいろんな銅像がある。全国に数万体ともいわれる銅像だが、日本銅像ランキングの堂々トップは二宮金次郎で、その数は1000体以上とダントツだ。今回は、5度目の登場となる作家の清水義範先生が銅像にまつわる波乱万丈のエビソードを紹介する。

関東に比べると、関西では有名な銅像が少ないイメージがあるが、なかでも知られているのは、京都三条にある、通称「土下座像」。待ち合わせスポットとして使われることが多いが、銅像は知っていても、なぜ、土下座をしているのかを知る人は少ない。清水先生によれば、「土下座ではなく、京都御所に向かって正座しているのだ」という。清水先生が、通称「土下座像」の詳細を解説する。

JR渋谷駅前のシンボルであり、待ち合わせスポットとして有名なのが、「忠犬ハチ公」の銅像。映画「ハチ公物語」は、ハチ公のけなげな忠犬ぶりを描いた感動作だが、銅像にも映画以上にドラマチックな物語があった。実は、現在のハチ公像は二代目。初代を制作したのは彫刻家の安藤照で、無類の犬好きの彼がハチ公の記事を読んで感動し、わざわざ、アトリエにハチ公を連れてきて、銅像を制作したという。1934年に完成し、渋谷駅前に設置されたハチ公の銅像。だが、なぜ、二代目が作られることになったのか?それを作った人物とは?日本の歴史に翻弄された「忠犬ハチ公像」の隠された物語が明かされる。また、関西の待ち合わせスポット新名所も紹介する。

全国銅像ランキングで第3位にランクインする人気の「坂本龍馬像」。30体あるなかでも、高知県の桂浜にあるものが最も有名だ。台座を含めると高さ13メートルと大きいが、台座にある銅像設計者の欄には、具体的な名前ではなく、「高知県青年」とだけ、記されている。それには、今から85年前、東京の人間が坂本龍馬を知らないことに憤り、彼の存在を知らしめるべく、銅像建設を計画した、土佐出身の早稲田大学の学生が大きくかかわっていた。立ちはだかる数々の壁を信念と熱意で打ち砕き、見事に銅像を完成させた青年。「坂本龍馬の名を広めたい」と土佐の青年が抱いた思いは、その銅像を目の前にして、激しく心を揺さぶられた男に受け継がれる。坂本龍馬の名を一躍有名にした、その人物とは・・・。

また、「銅像で一言どうぞ」では、世界のユニークな銅像の写真におもしろコメントをつけて楽しむ。

「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの「彼女の前で彼氏が見せるプライドは!?」の第2回。男たちが彼女の前で負けられない戦いに挑む“彼氏プライド”!今回もガチバトルが展開する!

清水 義範(しみず よしのり)
清水 義範(しみず よしのり)

当番組5回目の登場。作家。愛知教育大卒。
1986年、パスティーシュ(様式模写)を駆使した作品『昭和御前試合』でユーモア小説の新境地を開拓。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。
著書に「蕎麦ときしめん」「読み違え源氏物語」「ああ知らなんだこんな世界史」など多数。
また、日本語にまつわる著作が多いことから、NHKの用語委員も務める。著書に「銅像めぐり旅―ニッポン薀蓄紀行」があり、銅像とそのモデルとなった偉人の人生について詳しい。

この回の内容に興味がある方は・・・

トップへ戻る

©ABC TV All rights reserved.