ビーバップ!ハイヒール

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2011年12月8日(木) 午後 11:17 ~ 深夜 0:17 放送

本当に怖い 冤罪事件簿

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井・福田)
芹那(SDN48)
岡元昇(ABCアナウンサー)

厚生労働省の元局長が検察により罪に陥れられそうになった「郵便不正事件」、収監されてから17年後に無罪が確定し、大きな波紋を投げかけた「足利事件」など、今や冤罪は大きな社会問題になっている。周防正行監督は冤罪をテーマにした映画「それでもボクはやっていない」で冤罪の恐ろしさを社会に問いかけた。その周防監督が映画のために取材し、協力を仰いだ人物が、今回のカシコブレーンで弁護士の今村核先生だ。様々な冤罪事件の裁判弁護を担当し、無罪を勝ち取っている今村先生。「冤罪は、いつ、誰が巻き込まれてもおかしくない」という先生が冤罪の真実を浮き彫りにする。

そもそも、冤罪とは、「無実の人が犯人扱いされ、誤認逮捕されたり、裁判で有罪になってしまうこと」だという今村先生。さらに、「警察に捕まって裁判になった場合、99.9パーセント以上の確率で有罪になる。無罪になる人は1000人に1人もいないのが現状」だという。つまり、冤罪を晴らすことはとても難しいのだ。今村先生が明かす、その理由とは!?

では、どうして冤罪は起こるのか?今回は、実際に起こった冤罪事件を再構成し、VTRで紹介する。車内で刑事がスリの現行犯を逮捕した際、向かい側の席に座って新聞を読んでいたAさん。なんと、刑事は「お前も仲間だろう」とAさんをスリの見張り役として逮捕する。さらに、Aさんは全く身に覚えのない2つのスリ事件の犯人だという疑いまでかけられてしまった。Aさんは身の潔白を晴らせないまま有罪判決。彼が有罪となった恐るべき理由とは!?また、知り合いの頬っぺたを数回、触っただけなのに、「殴られた」と訴えられたBさんのケースでは、Bさんの供述が警察と検察によってどんどん変化し、独り歩きしていく様子に、スタジオの凡人チームもボケを忘れるほど驚く。

冤罪には、やってもいない罪にもかかわらず、自白してしまうケースもある。今村先生によれば、取り調べをうけた当日や数日内に自白してしまう人が多いとか。では、やってもいないことを、どうして人は自白してしまうのか?実際にあった冤罪事件をもとに、VTRで謎を検証する。放火の容疑者として取り調べられた男性が精神的に徐々に追い込まれ、魔の瞬間を迎えるまで、そして、いったん認めてしまったあとの恐怖の展開に一同も言葉を失う。

また、凡人メンバーのチュートリアルとたむらけんじにまつまわるインターネット上の悪いウワサを「ビーバップ法廷」で取り上げる!冤罪なら晴らしてもらおうという心優しい企画だが、徳井の「贈賄ナンパ常習犯!?事件」では、福田とたむけんからは徳井のさらに悪いウワサが飛び出して・・・!?

 「ハテナの自由研究」は、たむけんの「うちのメニュー仕分けて下さい」第2弾。お店には、売れないけれども愛着があり、なかなかやめられないメニューがある。そんなメニューが必要か不要かを“メニュー仕分け人”のたむけんが仕分けるシビアな企画。今回は、中国飲茶居酒屋「上海食苑」の“海老入り麻婆おこげ”と、韓国料理「NAMU」の“プルコギトッポギ”が仕分け対象になる!

今村 核(いまむら かく)
今村 核(いまむら かく)

弁護士。東京大学法学部卒業、1992年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。
冤罪事件、労働事件のほか、群馬司法書士会事件、保土ヶ谷放置死事件などを担当。現在、自由法曹団司法問題委員会委員長。
映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督、2007年公開)のアドバイザーを務めた。これは周防監督が3年間法廷に通い傍聴取材した際に、今村先生が関わる2件の冤罪裁判で実際に無罪を勝ち取っていたのを見ていたことから。映画では先生がモデルの弁護士役を役所広司が演じている。
著書に「冤罪弁護士」「続・痴漢冤罪の弁護」がある。

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