私たちの身の回りにある、ありふれたモノには、実は意外な秘密が隠されている。たとえば、学校の水泳の授業で使った水泳帽。これは、オムツカバーの在庫を抱えて困っていた会社の社長が、苦し紛れにオムツカバーを被ってみたときに、テレビに映る東京五輪の水泳競技がヒントになって誕生したという。そんな学校で使われる様々なモノの秘密を教えてくれるのが、2回目の登場となる明治学院大学講師で作家の夏目幸明先生。今回は、“モノ物語の探究者”でもある夏目先生が、学校で当たり前のように使っていたモノの誕生秘話や熱いドラマを紹介する。女性ゲストはNMB48の渡辺美優紀が初登場。物おじしない天然キャラの渡辺にスタジオの一同が突っ込みまくる!?
学校の音楽室に飾られていた音楽家たちの少し不気味な肖像画を覚えているだろうか。いったい、だれが描き、何のために飾られたのか?あの肖像画には、クラシックから歌謡曲まで様々な楽譜を出版する全音楽譜出版社が関わっていた。その誕生に隠された意外なエピソードを紹介。また、体育の授業で被った紅白帽。かつては紅白のハチマキが使われていたが、赤と白をとりかえる際に時間がかかるうえ、子供たちにとっても面倒くさい。そんな様子を見て、表が赤で裏が白のリバーシブルの帽子を考案した男がいた。消しゴム付き鉛筆なども発案した発明家の男には本業があった。その正体にスタジオも仰天!凡人チームたちに意外と身近な、その人物とは!?学生服のボタンといえば、好きな人の第二ボタンをあげたり、もらうのが卒業式の風物詩。しかし、なぜ、そんな風習が広まったのか?その由来は太平洋戦争の時代にまでさかのぼる。心臓に最も近いのが第二ボタン。そこに込められた想いとは・・・。戦争に翻弄された悲しい男女の物語が綴られる。スタジオには全音楽譜出版社が現在も販売している36人の音楽家の肖像画が登場。顔だけで名前を当てていくが、渡辺は冒頭からボケたおし、ハイヒールを唖然とさせる!?
「ジャポニカ学習帳」は1970年の発売以来、多くの人に愛されてきた文房具。なかでも表紙の写真はとても印象的だ。世界の珍しい花や昆虫など色鮮やかな写真が使われているが、実は、たった一人の写真家が、32年にわたり、このためだけに撮影しつづけているのだ。昆虫写真家として活躍していた山口進さん。彼はなぜ、この仕事を引き受け、今も続けているのか?写真に込められた想いとともに、山口さんが撮影した「世界で1枚だけの写真」の物語を紹介する。
さらに、学校で使うモノの値段にまで踏み込み、クイズ形式で「ハードル」や「大きな三角定規」「体操マット」などの値段を当てる。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「見返し美人」。今回も、哀しい過去を乗り越え、大変身して美しくなった女性3人が登場する!
フリーライター。愛知県出身。愛知県立豊橋工業高等学校を卒業後、早稲田大学第二文学部へ進学。卒業後、広告代理店のアサツー ディ・ケイに入社。退職後、ビジネス系の記事を中心にライターとして活動。“ヒット商品評論家”としてラジオ、雑誌等に出演。現在小学館『DIME』、講談社『週刊現代』などに記事を連載中。取材対象や現場に自ら深く入り込んで取材した上で書かれた著書が評判を呼んでいる。
著書に『ニッポン「もの物語」-なぜ回転寿司は右からやってくるのか』『なぜ、あなたの会社にはこれが作れなかったのか?』『掟破りの成功法則―破天荒創業者のマジ語り』等がある。
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