今年の夏、一風変わったカレンダーが発売される。それは、一日一日に記念日が書き込まれた「今日の記念日カレンダー」。4月6日は「城の日」、2月10日は「ふとんの日」など、語呂合わせにちなんだものが多いが、日本マクドナルドが日本第1号店を出店した7月20日が「ハンバーガーの日」になるなど、企業が考えたものもある。国民の祝日を加えると、実は日本には366日すべてに記念日があるのだ。そんな日本の記念日を知り尽くしているのが、日本記念日協会代表の加瀬清志先生。日本記念日協会とは、日本の記念日をデータベース化して管理し、日本の記念日文化を発展させる機関であり、登録や認定も行っている。今回は、加瀬先生が記念日誕生の裏側に隠されたドラマを紹介する。
「記念日制定の裏には、記念日を作った人たちの想いや未来へのメッセージが込められている」という加瀬先生。現在、日本では、良く知られるものだけで1200件以上の記念日があり、毎日、何かしらの記念日になっているという。スタジオでは出演者たちの誕生日が“何の日”なのかを紹介する。
数ある記念日の中でもメジャーなのが“国民の祝日”。現在、日本では1年に15日あるが、それはどのようにして決められたのか?天皇に関係する日の多かった戦前の祝日や、敗戦後に日本を統治したGHQの管理下のもとで決められた祝日について紹介。また、1969年に認められた2つの祝日の誕生秘話を取り上げる。ひとつは、兵庫県の小さな村で戦後間もなく初代村長に就任した男性の、お年寄りを想う気持ちから誕生した敬老の日。もうひとつは、東京オリンピックの開会式の日だった体育の日!東京オリンピックは、敗戦から立ち上がった日本の復興を世界にアピールする重要なビッグイベントだった。その開会式が10月10日になった理由とは!?そして、日本の命運を担い、その日を導き出した人物とは!?
5月の第2日曜は母の日。母親への感謝の気持ちとともにカーネーションを送るのが定番だが、なぜ、このような記念日が生まれたのか。その発端は100年以上前にさかのぼる。アメリカの小さな田舎町での母と娘の親子愛がアメリカ全土に広まり、やがて「母の日」として祝日に制定されるまでを紹介。カーネーションを送る謎も明かされる!
また、出演者たちがオリジナルの記念日を考案!加瀬先生を唸らせるような記念日は飛び出すのか!?
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの「適正価格HOWマッチ!?」。適正価格でないと判定されると、値段を下げるというルールがあるだけにリスクを伴うが、今回、勇気ある挑戦をしてくれたのは、天満橋のイタリアンと西天満にあるオーガニックレストラン。ともに絶品メニューで挑む!
日本記念日協会代表。放送作家、エッセイストとして活躍中で、講演会では記念日をビジネスに生かす方法や新しい視点で生活上の提案を行い、地域の活性化や商品開発、教育、起業、人生の楽しみ方などのテーマで講演する機会も多い。
テレビ信州の「ゆうがたget!」にコメンテータとして10年の出演歴。
著書に「366日記念日事典」「すてきな記念日」「ビジネス記念日データブック」など多数。
この回の内容に興味がある方は・・・
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