クラシック音楽と聞くと、堅苦しく、とっつきにくいものだと思いがちだが、「それは大間違い!」と声を大にするのが、今回のカシコブレーンでピアニストの清塚信也先生。国内外のコンクールで数々の賞を受賞、現在はピアノリサイタルのほか、クラシックをわかりやすく解説するトークでも知られるが、大ヒットドラマ「のだめカンタービレ」で玉木宏が演じた千秋役の吹き替え演奏を担当するなど、より身近にクラシックを伝える活動に情熱を注いでいる。今回は、これを観ればクラシックが楽しくなるようなレッスンを、清塚先生のピアノ演奏とともに、お届けする。
「クラシック音楽は今の時代のポップスと同じで、いろんな人たちが、いろんな個性を出して曲を作っていた」という清塚先生。そんな清塚先生が紹介するのは、クラシック界の3大ヒットメーカーの秘密。バッハとモーツァルト、ベートーヴェンの“ビッグ3”は、クラシックと一括りにすることができないほど三者三様で、個性の違いがはっきりしているという。“音楽の父”と呼ばれたバッハが暗く、重厚な曲調の曲ばかりを作った理由から、“神童”として名高いモーツァルトのヒット曲が明るく軽快で、安らげるような曲だった理由、さらにはモーツァルトに対抗するように登場したベートーヴェンが尾崎豊のようなロック魂で自分の心の叫びを音楽で表現した時代背景を紹介。ベートーヴェンの大ヒット曲「交響曲第5番『運命』」が誕生した道のりとは・・・。また、スタジオでは、清塚先生がスタンダードナンバーの「上を向いて歩こう」を、バッハ風、モーツァルト風、ベートーヴェン風の曲調で演奏し、その違いを披露。一同も「わかりやすい!」と大絶賛する!
クラシック界の2大アイドルといえば、同世代のショパンとリスト。草食系で繊細なショパンに対し、リストは肉食系でナルシストだったが、どちらも女性に人気があった。“ピアノの魔術師”といわれたリストはパワフルな演奏で女性たちのハートをわしづかみ、女性関係も派手。一方、“ピアノの詩人”ショパンは甘美なメロディーの名曲を次々と作曲するが、女性には奥手で、そこが母性本能をくすぐり、女性ファンを集めた。パリの人気を二分する2人はライバルであり、友人でもあった。そんな2人のスキャンダラスな物語を紹介する。
さらに、スタジオでは清塚先生がショパンの「別れの曲」などを奏で、スタジオ中をうっとりさせる。
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの大好評企画「弟子は師匠を越えられるのか!?」。第14弾は、うなぎ料理の老舗「魚伊」の店主と弟子、フェンシングの先生と教え子がガチンコ師弟対決!師匠の本気にスタジオの一同も感嘆の声をあげる!
話題のイケメンピアニスト。東京生まれ。
人気ドラマ「のだめカンタービレ」では玉木宏演じる「千秋真一」の吹き替え演奏を担当した人物。
5歳よりクラシックピアノの英才教育を受け、日本ショパン協会主催ショパンピアノコンクール第1位。第1回イタリアピアノコンコルソ金賞など、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。
リサイタルでは、知識とユーモアを交えた卓越した話術と繊細かつダイナミックな演奏で聴衆を魅了し、演奏活動は年間100〜150本にも及ぶ。
「クラシックの貴公子」との異名を持ち、2010年横浜みなとみらいホールでの単独リサイタルでは「1700人」の動員を記録。また、NHK教育テレビ「ミューズの微笑み〜ときめき美術館」のナビゲーターを務めたこともある。
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