いま、国内外で人気の“ジャパニーズ・ホラー”。日本のホラー映画が次々と海外でリメイクされるほどだが、そんな“ジャパニーズ・ホラー”の原点ともいうべき作品が上田秋成の「雨月物語」だ。江戸時代に人々を恐怖で虜にした小説であり、日本文学史上最高のホラーともいわれる。文学的にも卓越した作品で、芥川龍之介をはじめ数々の文豪も絶賛、後世の作家たちへも大きな影響を与えた。今回は、「雨月物語」の魅力を現代風にわかりやすく伝えている国文学者で防衛大学准教授の井上泰至先生を迎え、「雨月物語」をビーバップ流に紹介する!
「雨月物語」の魅力は、「ただ怖いだけでなく、人間そのものが怖いと感じさせており、人間の複雑な情感が美しく、色濃く描かれている」という井上先生。そんな「雨月物語」には9つの物語があるが、その中で最も怖い定番の話が「吉備津の釜」。今回は、舞台を現代に移し、ビーバップ流にアレンジしたドラマで物語を紹介する。物語は浮気男に忍び寄る鬼女の復讐話だが、スタジオでも一同が女性にまつわる恐怖の体験談を次々と披露!チュートリアル徳井が経験した身も凍るようなエピソードとは!?一方、チュートリアル福田は女性と縁が薄くなった恐るべきエピソードを明かす!?
「雨月物語」で一番人気の高い話は、怖いだけでなく、ちょっとイイ話になっている「浅茅が宿」。自分勝手で妻を放ったらかしにする夫と、ひたすら待ち続ける妻の愛を描く物語だが、一同の反応は・・・!?
そのほか、「雨月物語」の話を4コマのイラストで紹介しながら、クイズを出題する。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「声美人コレクション」。顔の見えない状況で女性の美しい声を聞くと美人を想像しがちだが、声とルックスはイメージどおりなのかを検証する新企画!徳井が声だけを聞いて、女性をプロファイリングするが、声を聞いただけで女性のファッションから性格までを言い切る徳井。声の持ち主を3人の女性の中から当てるが、はたして・・・!?
防衛大学校准教授。京都市生まれ。
上智大学文学部国文学科卒。同大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。その後、現職。
江戸文学を専攻する国文学者。
著書に「雨月物語の世界 上田秋成の怪異の正体」「雨月物語論―源泉と主題」「子規の内なる江戸」「江戸の恋愛作法」など
この回の内容に興味がある方は・・・