2011年3月11日に発生した東日本大震災。この日本の危機に世界142カ国もの国々が、さまざまな形で支援の手を差し伸べてくれた。なぜ、日本は多くの国々から愛されているのか。今回のカシコブレーンで、作家の白駒妃登美先生によれば、日本は意外な国から意外な理由で愛されてきたという。たとえば、インドネシアでは、「世界に最も良い影響を与えている国は?」という質問に国民の85パーセントもの人が「日本」と答えたという。それは、今からおよそ60年前、オランダの植民地だったインドネシアに侵攻した日本軍が、技術指導から学校建設まで、国の復興を考えて統治し、終戦後はオランダからの独立に手を貸したことによるという。そんな、私たちが知らない、世界で愛される日本人の物語を白駒先生が紹介する。
中央アジアに位置するウズベキスタンが愛するニッポンは、この国で有名な建築物の「ナヴォイ劇場」に関係がある。中央アジアで最も格式の高い劇場として知られるが、実は劇場建築には第二次世界大戦後にソ連の捕虜となった日本人たちが大きく関わっていた。VTRでは、戦いには敗れても、日本人の誇りを失うことなく、骨身を惜しまずに働き、功績を残した日本人捕虜たちの姿を紹介。そんな彼らに畏敬の念を抱いたウズベキスタンの人々は、いまも「日本人のようになりなさい」と子どもに教えるという。これには一同も「知らなかった!」と、感激する。
現在は観光で訪れる日本人も多い南米の国ペルー。だが、かつてペルーには英雄となった日本人がいた。1960年代、日本は世界最強の“東洋の魔女”を率いるバレーボール大国だったが、そんな日本にバレーの弱小国ペルーが指導者を要請。そこでペルーに旅立ったのが、慶応大学バレーボール部の監督を務める加藤明だった。VTRでは、弱小だったペルーチームを世界のトップクラスに育て上げ、墓標が歴代大統領と並ぶほど、ペルー国民に愛された加藤の功績を紹介する。
また、世界の偉人たちが愛した“ニッポンのうまいもん”も紹介。喜劇王のチャーリー・チャップリンと清王朝のラストエンペラー、愛新覚羅溥儀が愛した日本の食べ物とは!?
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの好評企画「ケータイ番号断捨離」。今回は、消そうと思っても、なかなかふんぎりのつかない元カレや元カノのケータイ番号を断捨離する!
日本史研究家。埼玉県生まれ、福岡県在住。
幼少の頃、伝記や歴史の本を読み、その登場人物と対話することが楽しみだった。特に、福沢諭吉が大好き。慶應義塾大学経済学部卒業後、大手航空会社の国際線客室乗務員として7年半勤務。現在は、独自の視点をもつ歴女ぶりが注目され、東京・福岡・大阪等で、歴史が苦手でも歴史が大好きになってしまう歴史講座を多数開催。
共著に「人生に悩んだら「日本史」に聞こう~幸せの種は歴史の中にある」がある。
この回の内容に興味がある方は・・・
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