かつては古くさいイメージのあった日本酒。だが、いまでは世界から注目され、番組司会のハイヒールをはじめ、女性の人気も高い。海外ではフランスの三ツ星レストランに日本酒リストが登場し、イギリスでは伝統ある国際ワインコンテストに日本酒部門が誕生。さらに、自ら日本酒を造るイケメン蔵元が次々と現れるなど、日本酒は多岐にわたり、進化している。そんな日本酒の一大生産地が関西であり、なかでも、透明な清酒が誕生したのは伊丹。 そこで今回は、日本酒利き酒師にしてワインソムリエの資格を持つノンフィクション作家の山同敦子先生が日本酒の魅力をたっぷりと紹介する。
まずは、全国の酒蔵を取材してきた山同先生が厳選した関西の日本酒を紹介。大阪の「呉春」や兵庫の「櫻正宗」など様々な日本酒のなかで、山同先生が個人的にオススメするのは・・・!?また、たむけんは「焼肉に合う日本酒」を教えてもらう。
江戸時代、伊丹では日本酒の歴史に大きな転換期をもたらした奇跡の事件が発生する。それは、清酒の誕生だった。これにより、庶民の酒文化が花開き、伊丹 の酒はブランド酒となって、江戸で大人気を博す。そして、一大ブランドを築き上げた伊丹の酒蔵家たちは大きな富を得る。しかし、そんな伊丹から、なぜ、人 気は灘へと移っていったのか!?江戸の人々に熱狂的に愛された伊丹のブランド酒盛衰の物語を紹介する。
関西にはかつて、織田信長や豊臣秀吉に愛された極上の酒があった。それは、河内長野の天野山にある金剛寺で造られた「天野酒」。飛鳥時代、高級な酒は寺で造られており、なかでも、黄金色を放つ天野酒は群を抜く味わいだったという。しかし、造るには相当の時間と手間がかかり、希少価値の高い天野酒は高貴な身分の者しか味わうことができなかった。戦国時代には織田信長や豊臣秀吉に愛され、時代を生き抜いてきた天野酒が、江戸時代、忽然と姿を消す。天野酒が幻の酒となった理由とは!?スタジオでは、再現された天野酒を一同で味わう。
また、スタジオにはイケメン蔵元3人が登場!それぞれが造る日本酒を紹介し、その日本酒とベストマッチするイチオシのマリアージュ料理を発表。モモコとチュートリアル徳井、たむらけんじが試食し、ベストマリアージュを決定する。
「ハテナの自由研究」は、たむけんの人気企画「適正価格HOWマッチ!?」。今回は、梅田の高級中国料理店と三宮のオシャレなイタリアンの店が適正価格に挑戦!「コーナー史上最大の衝撃!」と、たむけんも驚く結果に!
ノンフィクション作家、酒匠研究会連合会認定きき酒師、日本ソムリエ協会認定ソムリエ。大阪育ち。
上智大学文学部卒業後、新聞社・出版社を経てフリーに。食と酒のノンフィクション作家として、全国300以上の酒蔵を廻った他、海外のワイナリーなどの取材を続けて、「dancyu」ほか多数の雑誌に寄稿。テレビや、ラジオの酒文化をテーマにした番組の構成にも協力している。
著作には、『愛と情熱の日本酒!』『本格焼酎の事典』『こどものためのお酒入門』など。
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