子供から大人まで、多くの人々を魅了するキャラクター「スヌーピー」。キャラクターグッズの年間総売上は全世界で約500億円に上り、そのうちの約4割が日本の売上だという。日本をはじめ、世界中で今も愛され、「世界で一番読まれている新聞漫画」としてギネスブックにも認定された。日本では「かわいい」「癒し系」などと言われるが、実は、本当のスヌーピーのキャラはかわいいだけではない。スヌーピーの漫画「ピーナッツ」に出てくる登場人物は皆、様々な不安や悩みを抱えており、彼らが苦しみ、落ち込みながらも懸命に生きる姿が、時にユーモラスに、時にシニカルに描かれているのだ。そんな、日本人の知らないスヌーピーの真実を教えてくれるのが、国際ジャーナリストの廣淵升彦先生。テレビ朝日の報道記者として海外支局長を務めていた当時、スヌーピーと出会い、その世界に魅了され、秘められた人生哲学を数々の書籍にまとめた、日本のスヌーピー研究の第一人者だ。今回は、廣淵先生がスヌーピーの奥深い魅力を徹底紹介する!
スヌーピーの生みの親、チャールズ・シュルツに実際に会った事のある廣淵先生によれば、シュルツは、「シャイで控えめで、どこか悲しみをたたえた、味のある方だった」とか。スヌーピーの漫画「ピーナッツ」を50年にわたり、たった一人で描き続けたシュルツ。スヌーピー誕生の裏側に秘められたシュルツの思いとは?彼のたどった人生とともに、多くの人を引きつける「ピーナッツ」の魅力を紹介する。なかでも、一筋縄ではいかないビーグル犬スヌーピーの放つ魅力とは・・・。
そして、廣淵先生イチオシの、人生哲学が詰まった珠玉のエピソード・コレクションを紹介!スヌーピーと仲間たちが繰り広げる“深イイ話”に、たむらけんじも「人生のバイブルができました」と、しみじみ!?廣淵先生が漫画「ピーナッツ」のおもしろさについて語る。
また、「ピーナッツ」に出てくるシュールなシーンの数々を紹介。シュルツのユーモアには、「『笑点』の座布団もの!」と、凡人チームも感心する。
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの「たむけんファンタジー」。現代っ子はいまでもファンタジーを信じるのか?そして、ファンタジーの力で苦手なことを克服できるのか?を検証する。今回は5歳の女の子2人が登場。あまりの愛らしさにスタジオの一同も「かわいい!」とニコニコ顔に。
国際ジャーナリスト。1933年生まれ。
東京大学文学部卒業後、テレビ朝日に入社。ロンドン、ニューヨーク両支局の初代支局長を務め、ニュースキャスター、報道制作部長、国際局局長等を歴任。それ以後、複数の私大の教授などを務める。
著書に、『スヌーピーたちのアメリカ』『スヌーピーたちの心と時代』など多数。その中で、スヌーピーが登場する漫画「Peanuts」に見られるアメリカ人の研究を行っている。大学では「国際コミュニケーション論」「アメリカ文化論」などの講義を担当していた。
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