ビーバップ!ハイヒール

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2013年5月16日(木)

コトバ誕生にドラマあり! アノ『俗語』の仕掛け人

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)
夏川純
八塚彩美(ABCアナウンサー)

昨年流行した「ワイルドだろぉ」をはじめ、次から次へと生まれる流行語。時代が経つと使われなくなるモノもあるなか、私たちが普段使っている言葉の中には、かつて新しい言葉として生み出され、その時代に流行したモノがある。じゃんけんでよく使う「最初はグー」の生みの親は、ザ・ドリフターズ。彼らが飲み会の席で使った言葉を番組のコントに取り入れたところ、瞬く間に若者の間で広まった。そんな流行語や俗語について研究しているのが、梅花女子大学教授の米川明彦先生だ。今回は“俗語研究のパイオニア”米川先生が、様々な俗語のルーツを紐解く。

米川先生が“俗語研究のパイオニア”と呼ばれるようになったのは、日本初の「日本俗語大辞典」をまとめたことがきっかけ。様々な俗語の語源を紹介した辞典だが、完成までには「25年もの歳月を費やした」という米川先生。歴史に埋もれた俗語の語源を発掘する作業は、その起源について明言する資料が乏しく、困難極まりないという。今回は、「ミーハー」と「ガッツポーズ」のルーツを紹介。なかでも、「ガッツポーズ」はガッツ石松がWBCライト級タイトルマッチに勝利した際にとったポーズからだというのが通説だった。そこで、試合の行われた1974年より前に「ガッツポーズ」という言葉が使われていないかを調べ始めた米川先生。膨大な資料に目を通し、米川先生が真実にたどり着くまでの軌跡を紹介しながら、俗語の語源を解説する。スタジオでは、有名人が言いはじめて世間に広まった言葉を紹介。

米川先生がまとめたもうひとつの“日本初”の辞書が「集団語辞典」。様々な業界で使われる独自の言葉“隠語”を集めたもので、発売したところ、最高裁判所から1000冊の注文があったとか。そこで、辞典のなかから、隠語も横文字の多い航空業界、お客に関する隠語が豊富なタクシー業界、言わずと知れた隠語の宝庫、警察業界で使われる業界用語を紹介する。キャビンアテンダントが使う“カラスフライト”や、タクシーの運転手が呼ぶ“地べたの客”、刑事のいう“ラジオの男”など、ユニークな隠語にスタジオの一同も感心する。

そのほか、様々な業界の隠語の使い方を紹介する。

「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「人体の真実にせまれ!ノーリアクション道場」第2弾。人間は何が起こるかがハッキリと分かっていてもリアクションしてしまうのか?を検証する。今回は、「犬に吠えられるとわかっていても、逃げてしまうのか?」など、体をはってノーリアクションに挑む!

米川 明彦(よねかわ あきひこ)

米川 明彦(よねかわ あきひこ)

三重県生まれ。言語学者。梅花女子大学教授。
大阪大学大学院博士課程修了後、現代日本語の専門家として様々な「俗語・流行語」に関する書物の出版や辞典の編纂。さらに、現在の妻である「ろう女性」と出会い、もう一つの「言葉」としての手話に注目し、研究する。
編著書に『明治大正新語俗語辞典』『日本語慣用句辞典』『若者ことば辞典』『業界用語辞典』『日本俗語大辞典』『新語と流行語』『集団語辞典』など多数。

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