ビーバップ!ハイヒール

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2013年6月6日(木)

関西在住!会いに行きたくなる仏像物語

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井・福田)
高見こころ
八塚彩美(ABCアナウンサー)

近年、若い女性にもファンが増えている「仏像」。そのひとつひとつには必ず作られた“理由”があり、込められたメッセージがあるという。たとえば、京都・永観堂の本尊・阿弥陀如来は「みかえり阿弥陀」と呼ばれる通り、後ろを振り返るユニークな姿をしている。これは昔、永観堂に姿を現した阿弥陀如来が、後ろにいた僧侶を振り返り、声をかけたという逸話に基づくもの。そばまで来て話をしてくれた阿弥陀如来のやさしさを後世に伝えるために作られたのだ。そんな、仏像に秘められた物語やメッセージを解き明かしてくれるのが、奈良国立博物館の学芸部長・西山厚先生。仏教や仏像に精通し、世界のあらゆる展覧会の中でNo.1の入場者数を誇る「正倉院展」の企画を担当している西山先生が、その魅力を知れば必ず会いに行きたくなる関西の仏像を紹介する。

まずはスタジオに、奈良・東大寺にある釈迦如来像の実寸パネルが登場。その大きさに一同は圧倒されるが、釈迦如来像には「座ると2.4m、立つと4.8m」というルールがあるという。これを含め、なんと32項目ものルールがあるが、まず目に付くのがパンチパーマにも似た独特の髪型。正式には「螺髪(らほつ)」と呼ばれる、丸い突起が集まったようなあの形には、意外な秘密が隠されているというのだが…。スタジオ一同も仰天した、お釈迦様の髪型の秘密とは?

さらに、「ビーバップ流!恋愛ドラマ『博物館の中心で仏像を語る』」と題し、オリジナルの恋愛ドラマで仏像の見方を紹介する。仏像マニアの仏男くんが、密かに憧れている同僚の女性を連れてやって来たのは、数多くの貴重な仏像が一度に見られる博物館「奈良国立博物館・仏像館」。仏像初心者の彼女に、さまざまなうんちくを披露しながら仏像の魅力を指南していく。「如来」「菩薩」「天」「明王」と4種類ある仏像のそれぞれのキャラクターや、仏像が示す手の形が伝える意味、真っ赤な体が特徴の愛染明王にまつわる恐ろしい逸話など、興味深い“仏像トリビア”が続々!

そして、2009年に開かれた特別展覧会で94万人もの観客を動員した、日本で最も人気のある奈良・興福寺の国宝「阿修羅像」に秘められた悲しい愛の物語も紹介する。そもそも阿修羅とは荒々しい戦いの神。周囲を圧する恐ろしい顔をしているのが普通だが、なぜか興福寺の阿修羅像だけはあどけなさの残る美少年で、愁いを帯びた表情をしている。その奥には、悲劇に襲われたある女性の祈りが込められているというのだが…。

「ハテナの自由研究」では、たむらけんじの「女性は欲を出すとイッテしまうのか!?」を送る。街で賞金3万円の超難問クイズをもちかけ、関西の女性たちの“欲”を調査する人気企画!罰ゲームでハードルを上げ、解答者を厳しい状況に追い込んでいくたむら。それでも女性たちは、賞金を手にしたい欲のために最後までイッテしまうのかを大検証!

西山 厚(にしやま あつし)

西山 厚(にしやま あつし)

奈良国立博物館学芸部長。南都官能学会会長でもある。徳島県鳴門市生まれ。京都大学文学研究科博士課程修了。専門は日本仏教史。
鎌倉時代の仏教への関心から始まり、時代と内容を
次第に拡大。現在は、仏教を中心に人物に焦点をあて、日本の歴史・思想・文学・美術を総合的に見つめながら、生きた言葉で語る活動を続けている。
ちなみに阪神タイガースファン。著書に『仏教発見!』、『僧侶の書』の他、『東大寺(別冊太陽 日本のこころ)』、『官能仏教』などを監修。

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