ビーバップ!ハイヒール

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2013年6月27日(木)

ガイドブックには載らない!ベールに包まれた世界遺産の真実

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井・福田)
春輝(モデルガールズ)
八塚彩美(ABCアナウンサー)

先頃の世界遺産登録により、日本の象徴ともいえる富士山が名実ともに世界的な名所に認められた。その一方で、同じように登録を目指していた鎌倉は涙を飲んだ。そもそも、世界遺産の始まりは今から半世紀ほど前にさかのぼる。当時、エジプト政府が推し進めたダム建設により、水没の危機に瀕していた古代エジプト時代のヌビア遺跡を救うため、国連の専門機関ユネスコが立ち上がる。これにより、“人類共通の遺産”を国際協力のもとで保護していくことを宣言。「世界遺産条約」として国際的にも認められた。現在(6月12日現在)の世界遺産登録件数は962件だが、世界的な名所だという理由だけで選ばれるわけではない。ベールに包まれた選考過程には各国政府のプライドをかけた駆け引きが存在するという。そんな「世界遺産」にまつわる真実を教えてくれるのが、筑波大学大学院教授の稲葉信子先生。かつては文化庁の職員として日本の世界遺産登録に携わり、現在は大学で「世界遺産学」を教えるかたわら、世界遺産登録を目指す幾つもの自治体の委員を務める“世界遺産のエキスパート”だ。今回は稲葉先生が知られざる“世界遺産”の真実を説き明かす。

日本の現在の世界遺産は17件。稲葉先生によれば、世界遺産に登録されるには様々なルールがあり、たいへんな時間やお金、手間がかかるという。そんな“世界遺産への道のり”を詳細に紹介する。世界遺産の登録を決定するのは、年に一度開催される「世界遺産委員会」だが、そこにたどり着くには長い道のりが続き、高い壁を越えねばならない。VTRでは、1992年に「世界遺産条約」を締結した日本の世界遺産への取り組みを紹介。スタジオでは、鎌倉が登録を認められなかった要因を稲葉先生が解説する。

世界遺産は登録されたからといって、呑気に構えていればいいわけではない。実は、「世界遺産委員会」の場で、登録よりも前に審議されるのが、“登録抹消”の危機に瀕したブラックリストともいえる、「世界危機遺産」だ。これは、各国に積極的な保全を促すためのもので、現在、38件にも上る。その中から、政情不安のために破壊が危ぶまれるものや、実際に爆破されてしまったもの、景観を損なう開発が計画中のものなどを紹介。さらに、史上初めて登録を抹消された世界遺産とは!?

また、日本で初めて登録を認められなかった鎌倉を応援しようと、八塚アナウンサーが鎌倉の魅力を紹介する。クイズでは、要塞都市として世界遺産を目指した鎌倉の抱える問題を出題する。

「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「真実を見抜け!リアル女子並べ」。見た目だけでは見抜くことが難しい女性の真実を、世の男性代表である徳井はリアルに見抜くことができるのか!?今回は、徳井が「年齢当て」と「下着の値段当て」に挑むが・・・!

稲葉 信子(いなば のぶこ)

稲葉 信子(いなば のぶこ)

筑波大学大学院教授。
専門は遺産保護および建築史。
文化庁文化財保護部の文化財調査官などを経て現職に。国際記念物遺跡会議(イコモス)の委員で、日本ユネスコ国内委員会の委員でもある。文化遺産の保護に関する国際専門家として国内外を問わず国際的な見地から遺産保護の実務に携わっている。特に『世界遺産条約』では条約の政策決定に関わる主要な国際会議への参加、世界遺産の保全及び審査にかかる助言指導、諸外国の世界遺産の保護のための国際協力事業に至るまで、積極的に参加してきている。

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