日本では、1969年に初めてアニメ化され、再放送やリメイク放送で今も人気を集める「ムーミン」。ムーミン谷の多彩なキャラクターが織りなすユニークな物語が見る者を引きつけ、世代を超えて今なお愛されている。物語が生まれたのは自然豊かなフィンランドで、原作者はトーベ・ヤンソンという女性。彼女が描いた原作は、私たちが知るアニメのイメージとは異なり、独特の世界観をもち、むしろ大人の心に響くような奥深い物語が描かれている。今回は、そんなムーミン谷の知られざる世界を、「ムーミン」を読んで30年、「ムーミン」の関連書籍も出版するフリーライターの萩原まみ先生が紐解く。
そもそも、ムーミンとはカバのような動物ではなく、妖精のような生き物だという萩原先生。今年は原作者の生誕100周年であり、来年はムーミン誕生70周年で、ムーミンを目にする機会も増えているとか。私たちが知るムーミンは見た目に愛らしく、癒し系のキャラクターだが、実は「ムーミン谷」の原作には、時に恐怖や寂しさなども描かれている。そこには、作者のトーベ・ヤンソンの波乱の人生が刻み込まれていた。フィンランドでマイノリティーだったヤンソン一家。周囲からの風当たりは強かったものの、母は著名なアーティストであり、ヤンソンも14歳で雑誌の挿絵画家としてデビューする。そんなヤンソンがムーミンを誕生させるきっかけとなった叔父の一言とは!?第二次大戦に翻弄され、戦後、ようやくムーミンシリーズを描き始めたヤンソン。そんな彼女が物語に込めたメッセージとは・・・。そして、ムーミン最後の作品に隠されたテーマとは!?
ムーミン谷のキャラクターを通して、様々なメッセージを伝えたヤンソン。なかでも、放浪の詩人、スナフキンには数々の名言ともいえる深い言葉を言わせている。そんなスナフキンの、大人だからこそしみじみする言葉の数々を集めて紹介。さらに、スナフキンとムーミンの友情に隠された意外な真実とは!?原作「ムーミンパパの思い出」と「ムーミンのともだち」を紹介しながら、物語に隠されたヤンソンの思いを萩原先生が解説する。
また、「ムーミン谷」の意外な真実をクイズ形式で紹介する。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「真実を見抜け!リアル女子並べ」。見た目だけではわからない女性の真実をチュートリアルの徳井が見抜く!今回は、“年齢”と“ダイエットで減量した体重”がテーマ。果たして徳井は女性を順番通りに並べられるのか!?
萩原 まみ(はぎわら まみ)
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