人々の心に響き、普遍的な魅力をもつ“詩”。それが100年前に作られたものだとしても、洗練された詩は色あせることなく、心にしみる感動と共感を与えてくれる。そんな詩の魅力を紹介してくれるのが、2度目の登場となる歌人の枡野浩一先生だ。今回は、枡野先生が詩人の人生を通して作品を紐解いてゆく。
そもそも、「普通の言葉が“歩いているもの”だとすれば、詩は“踊っているようなもの”と、僕は定義している」という枡野先生。昨今では、J-POPの歌詞を詩として楽しむ本もあるなど、身近に感じられている。そんな詩のひとつに、金子みすゞの「こだまでしょうか」がある。これは東日本大震災の発生直後、ACのCMに使われ、話題になった作品だ。子どもの頃から詩作をはじめ、“若き童謡詩人の巨星”と将来を期待される存在だったみすゞ。しかし、彼女がこの世に生きたのは、わずか26年。凡人チームも「重い」と絶句する、衝撃的に閉じられた彼女の波乱の人生とは!?そして、「こだまでしょうか」の詩に込められたメッセージとは!?
浜田省吾の名曲「悲しみは雪のように」はドラマの主題歌としてヒットしたが、実は、浜田省吾が敬愛する詩人の、ある詩にインスパイアされたといわれている。その詩人とは、“日常を切り取る天才”といわれた吉野弘。簡単な言葉に深い意味を込める吉野弘の作品は教科書にも掲載されている。ありふれた日常の景色からすくい取られる様々な思い。そんな詩を吉野が作るようになった出来事とは?吉野の人生とともに彼の作品の数々を紹介するが、最も有名な「祝婚歌」には、スタジオの一同も「響いてるわ~」と、しみじみする。
枡野先生の詩集「くじけな」は、先生がツイッターでつぶやいた詩を収録したもの。そのなかのひとつ、「夢かなう」を紹介し、スタジオの凡人チームも「夢かなう」をテーマに詩作に挑戦する。
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「はじめてのニッポン」。外国人が日本独自の文化や遊びを初めて体験したときのリアクションを紹介する人気企画だ。今回は6カ国の外国人が参加し、「カメムシ」「影絵」「サザエのつぼ焼き」「柔道」に挑む!
枡野 浩一(ますの こういち)