世界初の海底トンネル「関門トンネル」や世界初の海上空港「関空」、世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」など、世界に誇る巨大建造物が数多く存在する日本。そして、日本には16万もの橋や、3000ものダム、およそ1万本もの道路トンネルがある。そんな土木大国の日本は世界一ともいわれる土木技術を誇っている。しかし、私たちはその現場をなかなか目にすることはない。そんな日本の土木技術のスゴさを教えてくれるのが、工学博士の大野春雄先生。土木学会土木技術映像委員会の委員長でもあり、映像記録を通して日本の土木技術の普及活動に努めている。今回は、大野先生がスゴ技に支えられた巨大建造物の造り方を実際の映像を交えながら紹介する。
ダムやトンネル、道路、空港など、人が暮らしやすいように自然に手を加えて造るのが“土木”だという大野先生。手作りで地球を加工することから、土木を“地球彫刻学”と呼ぶ人もいるという。そのなかのひとつが世界初の海上空港「関空」だ。いったい、巨大な関空島はどのように海のど真ん中に造られたのか?島を支える地盤改良から埋め立てまで、その建設工程を紹介。事業化が急がれていたために、地盤が自然に固まるのを待つ時間がないなかで取られた、世界でも珍しい地盤沈下対策とは!?また、日本屈指の巨大ダムとして知られる「佐久間ダム」の建設工程も紹介するが、知らないことばかりで、次から次へと驚きの声を上げる凡人チームの面々。固定せず、自分の重さで水圧に耐える重力式ダム建設の意外な作業で一同が「まさか!?」と驚愕したこととは!?
今では世界に誇る日本の土木技術だが、そこには日本の土木史上ナンバーワンともいわれる「青函トンネル」の工事での躍進があった。土木技術に革命をもたらしたといわれる「青函トンネル」は、調査抗の掘削開始から開通まで、実に24年もの歳月がかかった大工事であり、日本史上、最も困難な工事のひとつだった。本州と北海道を結ぶ53.85キロもの海底トンネル建設はすべてが初めて尽くしで、まさに手探りの連続。次々と降りかかる困難に立ち向かい、乗り越えた技術者たちの姿には、スタジオの一同も「すごいドラマや」と感激する。
また、工事を効率的にするために、日々、進化する重機をクイズ形式で紹介する。
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「センスがあればモテるのか!?」。ルックスは悪くても、センスがあれば女性にモテるかどうかを検証するため、見た目の良くないチーム吉田とインターナショナルな超イケメンチームがセンスで対決する。ルックスは絶対に見えないだけに、過去2回はイケメンを撃破したチーム吉田だが、今回は外国人のセンスのよさに大ピンチ!?
大野 春雄(おおの はるお)