もうすぐクリスマス!みんなでクリスマスパーティーを楽しんだ数日後には、お寺で除夜の鐘を突き、神社に初詣に出かける人も多いだろう。だが、これらひとつひとつは本来、厳粛な宗教行事。それを意識せずにしてしまうのは、日本人が「宗教に無関心」といわれる所以かもしれない。一方、海外に目を向けると、中東では今もイスラム過激派らの紛争が絶えず、インドネシアでは戒律により豚肉の成分を使った調味料が元で大騒ぎになった。現代でも世界は宗教で動いているのだ。こうした“世界と宗教のつながり”を教えてくれるのが、比較宗教学者で中央大学総合政策学部教授の保坂俊司先生。「宗教が社会や個人の生活までも動かしている国は世界にたくさんある」という保坂先生が、社会を動かす宗教の世界を解説する。
世界には、およそ22億人の信者がいるキリスト教と、およそ15億人のイスラム教のほか、仏教やヒンドゥー教、ユダヤ教など、様々な宗教が入り乱れている。そのため、宗教マナーを知らずに国を訪れ、トラブルになることもよくあること。そこで、知らないでは済まされない宗教マナーの基礎知識をVTRで紹介する。日本人が思っている以上に世界の人々は宗教を大切にしているのだ。VTRはドラマ仕立てで、総合商社に勤める夫と、その妻が相次ぐ転勤で世界各地の宗教マナーに振り回される物語が展開。イスラム教の国、サウジアラビアでは日本で人気のキャラクターグッズをお土産にプレゼントするが、困惑されてしまう。その理由とは・・・!?一方、ユダヤ教の国、イスラエルではユダヤ教徒にお好み焼がNG!?イスラム教とユダヤ教に関する事細かな“宗教マナー”を解説する。
世界に強い影響を与え、リーダー的存在のアメリカ合衆国。世界を動かすアメリカもまた宗教によって動かされている。自由を掲げ、生活では個人主義、ビジネスでは契約主義、揉めれば裁判が繰り広げられるアメリカ。その合理性から宗教色を感じることは少ないが、実はアメリカも宗教に動かされる国だった。
また、ユダヤ教にまつわる格言をクイズ形式で紹介。アインシュタインやフロイトをはじめ、ユダヤ人があらゆる分野で天才を生み出す理由を保坂先生が解説する。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「声美人コレクション」。声の美人が本当にイメージどおりなのかを検証する企画。徳井が声美人の声を聞いてプロファイリングし、3人の中から声美人を当てる。今回も本領発揮!秀逸なプロファイリングを披露し、スタジオを驚かせる!
12月18日放送分のお詫びと訂正
12月18日放送分で、
アメリカ大統領就任式で、「宣誓時、オバマの正面にいるのは牧師」と紹介しましたが、
オバマ大統領の宣誓時、正面にいるのは別の人物でした。
お詫びして訂正いたします。申し訳ございませんでした。
2014年12月24日
朝日放送株式会社
保坂 俊司(ほさか しゅんじ)
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