数ある日本の名所の中で、今、外国人に注目されているのが長野県の「地獄谷野猿公苑」。野生のニホンザルが温泉につかる姿は絵になるが、外国人観光客をひきつける理由はそれだけではない。日本は野生のサルが広く分布しているため、世界で一番、サルやチンパンジーなどの霊長類を研究する学問「サル学」が進んでいる。大きく分けて“原猿類”と“真猿類”に分けられるサル。そんなサルの行動をわかりやすく教えてくれるのが動物学者の新宅広二先生。京都大学霊長類研究所に在籍後、多摩動物公園や上野動物園で勤務。英国のBBCが制作したドキュメンタリー映画「ネイチャー」の日本語版総監修も務めた人物だ。そんな新宅先生が今回はサルたちの生態を楽しく解説する。
「サルは人間を想像させるような行動をみせる」という新宅先生。例えば、ゴリラは若くて男前が好きなのだとか。ガッチリ体型のひげ面は嫌われ、場合によっては糞を投げつけてくることもあるという。そんなサルたちの人間以上に人間らしい(!?)驚きの生態を紹介。サルたちの群れの形態をはじめ、ユニークな百面相を見せるクロザル、夫婦でデュエットを奏でるフクロテナガザル、群れの中に順位がないといわれ、平和を愛するムリキなど、ユニークな生態には凡人チームも驚きの連続。さらに、アフリカのコンゴの熱帯雨林にのみ生息するボノボが平和を保つためにとるコミュニケーション法にはスタジオの一同が騒然!チュートリアル徳井が「なんでボノボに生まれへんかったんや!」と残念がった、強烈なコミュニケーション法とは!?
霊長類の中で最も巨大な体をもつゴリラ。だが、巨体に似合わず、とても優しい性格だという。そんなゴリラと、動物と会話をすることが夢だった女性の間に起こった奇跡の実話を紹介。1971年にサンフランシスコの動物園で生まれたココという名のメスゴリラと、ココに手話を教え、共同生活をした心理学者の女性とのエピソードが心を打つ。内容を知っているにもかかわらず、思わずVTRに涙した新宅先生が、ゴリラと会話できるゴリラ語を披露する!
そのほか、サルにまつわる驚きの生態をクイズ形式で紹介する。
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの人気企画「サギ写を見抜け!」。世間の“サギ写”テクニックは上達する一方。そこで、今回こそ見破りたいと、女性助っ人を迎え、たむけんがサギ写に挑む。助っ人の山本あきこと尼神インターの誠子が鋭い目線で大活躍!「サギ写」史上の快挙を達成する!
新宅 広二(しんたくこうじ)
この回の内容に興味がある方は・・・
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