今、空前のブームになっている仏像。日本人は古くから信仰の対象として仏像を崇め、優美でたおやかな姿に癒しを求めてきたが、中には異形ともいえる神や仏の像も信仰されてきた。日本を代表する霊峰、高野山・金剛峯寺には、ひとつの体に2つの神仏が同居する合体像があるなど、全国には予想外の神仏像が数多く存在。そして、その姿になった背景には様々な物語が隠されている。そんな異形の神や仏の魅力を紹介するのが、神仏ライターの本田不二雄先生。仏像関係の書籍編集に携わり、現在は全国の寺社を訪ね歩いて仏像の謎を解明している。そんな本田先生が、今回は関西に存在する異形の神仏像の中から6つを厳選した“関西仏像ミステリーランキング”を発表する。
京都や奈良など古都のあった関西に多く存在するミステリアスな異形の神仏像。だが、そのほとんどが普段は拝観できない貴重な秘仏になっているという。そんなミステリアスな神仏像の中から本田先生が厳選した6つの異形の神仏像をランキング形式で紹介する。
京都市の東山にあるお寺には、普段、入ることのできない本堂の片隅に異形の仏様が安置されている。ふすまで締め切られた奥に祀られるのは、高さ2メートルもある大きな手。この像が辿った数奇な運命とは?「奈良だけでなく京都にもあったんや」と一同も驚く京都の意外な歴史が明かされる。
平安時代に建立された由緒ある京都のお寺に安置されているのは、鬼気迫る不気味な仏像。まさに鬼の形相をした仏様からは凄まじい迫力が感じられる。そんな仏像に秘められた、平安時代に日本仏教界のトップに君臨した実在の僧の伝説を紹介する。
また、京都のお寺が所有する型破りな秘仏には一同も仰天!なんと、お顔がパックリと割れている。モデルになったといわれる実在の僧侶とは・・・。さらに、滋賀県の山間にたたずむ小さな観音堂に安置される仏様の不思議な物語には一同が感心。戦乱の世をくぐり抜けた仏様が授けるご利益とは・・・。
兵庫県加古川市にあるお寺には、見る者を釘付けにする秘仏が安置されている。それは首だけの像。まるで生きているかのような目をもつ像は穏やかで澄み切った表情をたたえている。だが、なぜ、首だけなのか?かの高僧、親鸞も恐れ入ったという僧侶の壮絶な仏の道を紹介する。
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「人の見た目にごまかされるな!」。チーム吉田が“見た目にごまかされず、その人の中身を見抜けるか?”に挑戦する。今回もチーム吉田のおとぼけメンバーが大活躍!?スタジオの爆笑を誘う。
本田 不二雄(ほんだ ふじお)