わたしたちが何気なく呼んだり、使ったりしているモノの名前には正式名称のあるものが多い。お弁当やお刺身についてくる魚型の醤油入れ。この容器の正式名称は「ランチャーム」で、大阪にある会社が開発したものだが、その名前には開発者の思いが込められている。また、わたしたちがウーパールーパーと呼ぶ動物の正式名称は「アホロートル」。なぜ、ウーパールーパーと呼ばれるようになったのか?その顛末にはアホロートルをCMに使おうとした広告代理店の思惑が隠されていた。わたしたちが普段使っているモノの本当の名前を教えてくれるのが、3回目の登場となる名古屋大学大学院教授で言語学者の町田健先生。今回は、意外と知らない正式名称やその歴史を町田先生が解説する。
「そんなものにまで!?」と驚くようなモノにもついている正式名称。スーパーのレジの先にある、買ったものを袋に詰める台にまで正式名称はあるのだ。そんな意外と知らない正式名称を徹底紹介!VTRでは、正式名称しか使ってはいけなくなった社会をサスペンスタッチに描くドラマ仕立てで、排水溝の上のゴムや音痴、教科書、サッカー、500円玉、ポストなどの正式名称を次々と取り上げる。なかでも、“別腹”や“ガードレールの端”にまで正式名称があることにはスタジオの一同も「知らなかった!」と仰天する。
また、歴史に消えた略語の正式名称についても紹介。光沢のある生地に派手な刺繍をほどこした“スカジャン”は日本のファッションアイテムのひとつだが、その正式名称はまったく異なっている。それは、進駐軍の職員が多く駐在していた戦後の日本で生まれたジャケットだった。それが“スカジャン”になったいきさつとは!? 映画のキャッチフレーズなどに使われる“超ド級”という言葉は、「圧倒的な」「無敵な」という意味合いをもつ言葉。そのなかの“ド”という文字は何の略なのか!?
意外と知らない人体の部位の正式名称。そこで、チュートリアルとたむらけんじの3人に水着ギャルが体の部位の正式名称を出題する。問題の答えを指し棒で示すとあって、色めき立った3人が暴走する!?
「ハテナの自由研究」は、たむけんの「娘から父へ 初めての告白 on the BEACH」。毎夏恒例の人気企画で、日頃、父への愛情を口にできない娘の背中をたむけんがそっと押す。
町田健(名古屋大学大学院教授、言語学者)