ビーバップ!ハイヒール

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2016年3月3日(木)

日本人も知らない漢字の世界

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)
籠谷さくら
八塚彩美(ABCアナウンサー)
ゲストブレーン
笹原宏之(早稲田大学社会科学部教授・漢字研究者)
この回の内容に興味がある方は・・・

近頃では「首領」を「ドン」、「伝染る」を「うつる」と読むなど、実に多くの当て字が存在する。何気なく使っている「時計」も実は当て字なのだ。世界で漢字を使う民族の中でも、日本人ほど漢字を楽しんでいる民族はいない。音読みや訓読み、さらには当て字まで生み出すなど、日本の漢字は時代に沿って変化を遂げている。そんな漢字の世界について教えてくれるのが、早稲田大学教授の笹原宏之先生。日本の漢字研究の第一人者であり、常用漢字の選定や改定作業に携わっている。今回は、小学生から漢字に勤しんだという笹原先生が奥の深い漢字の世界を紹介する。 最近では「一二三」を「ワルツ」と読むなど、次々と当て字が生み出されているが、そのルーツを探ると、意外な事実が浮かび上がる。「本気」という漢字は、普通に読めば「ほんき」だが、「マジ」という当て字が当たり前になっている。一体、誰が、いつ、最初に「本気」という言葉に「マジ」という字を当てたのか? そもそも、江戸時代から存在した「まじ」という言葉。それが「本気」の当て字として知られるようになったのは? また、古くから外国の国名に漢字の当て字を使っている日本。アメリカ=米、イギリス=英、オーストラリア=豪などの表記は今でも新聞でよく見かける。だが、ニュージーランドの表記は「NZ」のまま。実は、幻となった当て字が存在したという。その当て字とは?そして、当て字が幻となってしまったワケとは? スタジオでは、小説の中でしばしば当て字を使うという筒井康隆先生が実際に使った当て字を紹介する。

漢字の読み方の謎にも迫る。名字の「中島」は「なかじま」か、「なかしま」なのか?「山崎」は「やまざき」なのか、それとも「やまさき」なのか?これは個人が好き勝手に読んで決まったものではない。また、東京の渋谷は「しぶや」だが、大阪・池田市の渋谷は「しぶたに」と読む。読み方の違いには意外な事実が隠されていた!

また、スタジオでは新しい当て字を一同が考案。ゲストの籠谷さくらが考えた「手魔法」とは、何の当て字なのか!?

「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「ビーバップ!漢字選手権」。漢字教育士とカリスマ塾講師、漢字能力検定1級の外国人ら漢字の達人3人が“ビーバップ流”に漢字の知識を競う。ルールは、天然ボケの3人が難読漢字を解答。漢字の達人たちは、そのヘンテコな解答からどんな漢字なのかを連想し、答えを予想する。ボケ3人の想像を超えた解答に、さすがの達人たちも四苦八苦する!

笹原宏之
(早稲田大学社会科学部教授・漢字研究者)

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