賃貸マンション選びをはじめ、分譲マンションや一戸建ての購入など、誰もが人生で一度は経験する不動産選び。だが、昨今、手抜き工事やデータ偽装など、物件にまつわるトラブルが数多く発覚している。また、賃貸マンションを選ぶ際には、昼と夜の環境を確認することが大切。昼間は騒音もなく、静かだが、夜になると目の前のコンビニに若者が集まり、大騒ぎするという場合もあるのだ。その他にも、事故が起きた事故物件や設備の欠落など、物件のトラブルは数多い。そんな問題に対処する知識を教えてくれるのが、訳あり物件アドバイザーの南野真宏先生。不動産にまつわる自らの苦い経験から宅地建物取引士の資格を取得し、様々な情報を紹介。著書「訳あり物件の見抜き方」では不動産業者がなかなか書けないウラ事情まで解説している。今回は、南野先生が、ズバリ、訳あり物件の見抜き方を伝授する!
世の中にゴマンと存在する訳あり物件。生活の場だけに不動産選びには後悔したくない。そこで、訳あり物件の回避術を紹介。殺人事件や自殺などがあった“事故物件”の調べ方や、ほぼ永久的に日当たりの良い物件、中古の一戸建て購入にまつわる水問題など、知っていれば防げるトラブルを取り上げる。南野先生が勧める訳あり物件を回避する方法とは!?
物件を借りるときや買うときに、必ずお世話になるのが不動産屋さん。物件探しは、まず、物件のチラシをチェックすることから始めるが、物件チラシの見方や、そこに隠された意外な落とし穴を紹介する。さらに、本当にいい不動産屋さんの見分け方を伝授。不動産購入の際に、信頼できるかどうかを見分けるカンタンな方法とは!?
また、不動産屋さんがユニークな訳あり物件につけたおもしろキャッチコピーをクイズ形式で紹介する。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「女の下着供養」。女性の部屋を訪ね、思いがこもってなかなか捨てられない下着があるかどうかを聞き出し、あれば供養のお手伝いをしようという新企画。
南野真宏(訳あり物件アドバイザー)
1971年大阪府東大阪市生まれ。
高槻高校卒業後、上智大学法学部法律学科に入学。
上京時、不動産屋に薦められるがまま、割高な半地下ワンルーム物件を借りてしまった苦い経験から宅建資格を取得。
大学卒業後は勤務先にて小売店舗の物件開発に従事するも、公私で訳あり物件に遭遇してしまう。なかでも帝銀事件跡のマンションを知らずに借りたことから調停・裁判を経験し、訳あり物件の解約に必要な「事前ワード」などの大切さを痛感。仲介業者でない立場から、訳あり物件の知識と経験を伝える活動を始める。
主な著書:訳あり物件の見抜き方(ポプラ社)