年号や事実の羅列が続く日本史の教科書には本当に面白いドラマは描かれていない。教科書で習う事件や出来事の“その後”に歴史の真実が隠されている。それは時として、ドラマよりもドラマチックなことがある。例えば、江戸時代末期の黒船来航。突然、日本にやって来て、開国を迫ったペリーと独断で条約を結んだのが、時の大老、井伊直弼だった。これに憤慨した水戸藩の一部の浪士たちが直弼を暗殺したのが桜田門外の変。前代未聞のテロ事件だが、教科書にその後の真実は書かれていない。暗殺された井伊直弼の身に起こった仰天の出来事やペリーの意外なその後を知ると、歴史はより面白くなる。そんな教科書には書かれていない歴史を教えてくれるのが、7回目の登場となる多摩大学客員教授の河合敦先生。日本史の魅力を独自に解説する歴史のスペシャリストだ。今回は、河合先生が歴史上のヒーローのその後を紹介する。
日本人にはレイバンのサングラスとコーン・パイプ姿のイメージが強い連合国軍最高司令官のダグラス・マッカーサー。GHQを東京に設置し、占領政策を次々と打ち出した彼は日本に大きな影響力を及ぼした。日本では絶対的な権力を手にしたマッカーサーの、その後の恐るべき野望とは? また、“和製ダ・ヴィンチ”と称される平賀源内の衝撃的な最期や、燃え上がる大坂城で自害したといわれる豊臣秀頼のその後の伝説について解説する。
今なお愛され続ける幕末のヒーロー、坂本龍馬。明治維新の立役者として小説や映画などで語り継がれる彼だが、教科書では薩長同盟についてのことだけで、登場はほんのわずか。その後、龍馬はどんな夢を描き、なにを目指したのか?
日本史に登場する美女たちの“その後”をクイズ形式で紹介。大政奉還により江戸城を出た篤姫のその後にはスタジオの一同も驚きの声を上げる!
「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの「女性は欲を出すとイッテしまうのか!?」。今回も賞金に釣られた女性たちが欲を出し、クイズに挑戦。不正解の場合は恥ずかしい罰ゲームが待っているが・・・!
河合敦(多摩大学客員教授)
現役高校教師。1965年、東京都町田市生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)後、高校で日本史を教える傍ら、執筆活動を行っている。第17回郷土史研究賞受賞。第6回NTTふれあいトーク大賞優秀賞受賞。テレビにも出演、その優しい語り口で人気を博している。著書に『教科書から消えた日本史~学校で習った「歴史」は間違いだらけ』『何故偉人たちは教科書から消えたのか』『目からウロコの太平洋戦争』など多数。