連日、新聞紙面を騒がせる凶悪犯罪の数々。その動機の多くはコントロールできない怒りからきている。怒りたくないと思うものの、“怒り”は生き物の防衛本能として備わっているため、なくすことはできない。そこで、いま注目されている考え方が「アンガーマネジメント(怒りの管理術)」。1970年代のアメリカで考案された、怒りの感情を上手にコントロールするテクニックで、プロテニス界伝説のトッププレーヤー、ロジャー・フェデラーも実践しているという。例えば、仕事のミスで部下を叱らねばならないとき、怒るポイントがバラバラだと、怒られた側は不快や理不尽さを感じるという。そんなときに大切なのは、相手が受け入れやすい怒りの正しい伝え方だ。それを教えてくれるのが、日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介先生。アンガーマネジメントをいち早く取り入れ、日本に紹介した第一人者だ。今回は、安藤先生が怒りのコントロール術をレクチャーする。
安藤先生によれば、日本人は怒るのが上手ではないという。さらに、怒り方を間違えると、人間関係まで壊れる事態になりかねない。そこで、相手が受け入れやすい怒りの正しい伝え方を伝授する。相手を怒るときに使ってはいけないNGワードや、外交の舞台でも使われる声のテクニック、子どもの叱り方などを紹介。安藤先生は「感情よりも、どうしてほしいかを伝えることが重要」と解説する。さらに、スタジオでは出演者の“怒りのタイプ”を診断。「自分に自信があり、思い通りにならなかったり、プライドを傷つけられたときに怒る“オレ様怒り”タイプ」と診断されたのは・・・!?
社会生活の中で、怒りたくても怒れない人は多いはず。そんな人に送る、明日から使える簡単イライラ解消術を紹介する。出がけにコーヒーをこぼしたり、会社の上司にネチネチと怒られたり、いろいろなことで誘発されるイライラ。そんなときの一番簡単なイライラ解消術は?
今回は、怒りの正しい伝え方を教えてもらった一同。そこで、たむらけんじと江川達也先生、ブラックマヨネーズの小杉と吉田ら4人が、番組の内容をふまえ、正しい怒りの伝え方を実践する。それぞれ、大野アナ扮するマネージャーに怒りを伝えるが、たむけんはNGワードを連発!「まったく今日の内容を見てなかったん!?」と、咎められる!?
「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「ビーバップS級漢字検定!」。天然ボケの解答者3人に高難度の漢字を読んでもらい、その読み方から高学歴芸人が正しい漢字を導き出すという企画。今回は東大卒芸人が参戦!S級認定なるか!?
安藤俊介
(日本アンガーマネジメント協会代表理事)日本アンガーマネジメント協会代表理事。1971年生まれ。東海大学教養学部国際学科卒。カナダ・オタワにある人工知能の研究開発会社に勤務後、ニューヨークで特許専門の翻訳会社の立ち上げに参画。この時、アンガーマネジメントに出合い、その考えに惹かれて独立。日本でアンガーマネジメントの普及に努める。著書に「『怒り』のマネジメント術」「怒る技術」「イライラしがちなあなたを変える本」「アンガーマネジメント」など多数。