関西人が東京に行くと、関西との違いに戸惑うことがある。エスカレーターに乗ると、大阪は右側に立つが、東京は左側に立つ。タクシーに乗ろうとすると、黒色の多い関西に対し、東京のタクシーはカラフルだ。さらに、大阪では「豚まん」と呼ぶが、東京では「肉まん」と呼ばれている。いったい、なぜ、そんな違いが生まれたのか?その違いを教えてくれるのが、作家のおかべたかし先生。今回は、おかべ先生が関西と関東で違うモノやコトを取り上げ、その理由を解き明かす。
普段の生活でも、あちこちで見かける東西の違い。関西のお寿司屋さんで「ちらし寿司」を頼むと、錦糸玉子や椎茸、茹でたエビ、鰻などが盛られているが、関東のちらし寿司はまったく違う。いったい、なぜ、こんな違いが生まれたのか?そのほか、線香花火や銭湯など東西で違いのある様々なモノを紹介し、その理由を解き明かす。
また、もともとは関西と関東で同じだったが、ある出来事をきっかけに違いが生まれたものもある。関西のお祭りといえば、京都の祇園祭や大阪の岸和田だんじり祭など、“山車”が欠かせない。一方、東京の江戸三大祭りといわれる大きな祭りはいずれも“神輿”。なぜ、東西の祭は山車と神輿で違うのか?そのほか、東西で乗降位置の違うバスのシステムや、東西で形が違う消防署の紋章について、その謎を解き明かす。
「関東のここがイヤ!関西人の本音ランキング」では、“関西人が関東で暮らして嫌なこと”のトップ10をクイズ形式で紹介する。
「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「心眼の世界」。その道を究めた達人は、心の目だけで技を成功させることができるかどうかを検証する。今回は、Bリーグ始動に湧くプロバスケットボール界から大阪エヴェッサの選手が挑戦。目隠しをしたまま、フリースローやスリーポイント、パスなどにチャレンジ!驚きのスゴ技を披露する!
おかべたかし(作家)
1972年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社に勤務後、作家・ライターとして活動。著書に「目でみることば」「似ていることば」「似ている英語」「目でみる漢字」「基礎教養 日本史の英雄」「風雲児たちガイドブック解体新書」など。