今回の依頼は、鹿児島県姶良市に2年前にできたばかりの保育園。依頼者は園長。この保育園の園庭は、十分遊べる広さはあるのだが…なんと、子供たちが遊べる遊具が一つもない。そのため、園児たちは先生に引率され、わざわざ1.5キロほど離れた公園の遊具で遊んでいるのだが、子供たちの足では、その公園まで、途中の休憩もはさんで片道40分もかかってしまう。3歳から5歳の園児20人が、毎日、遠い公園まで歩いて向かうのは大変で、道路沿いを歩くこともあるため危険も伴う。しかも公園で遊び始めて10分経つと、今度はお昼ご飯のために早々に保育園に戻らねばならない。
この保育園の庭園は、園児の安全を考えて、道路に面した園庭にせず、四方を建物に囲まれた中庭にしたのだが、園舎の中を通らずに園庭に行くことができる動線はたった一つだけ。しかも、その動線の幅は1mもなく、室外機やメーターなどが並び、すれ違うのもやっと。そんな工事車両も入ることができない園庭に、見かねた保護者のお父さんが結成した「おやじの会」が、子供たちの遊べる施設を作ろうと一致団結。土管を大型クレーンで運び入れ、6トンもの大量の土を一輪車で何度も往復して運び、高さ150cmのトンネル付きの築山を作り上げ、園庭唯一の遊び場となっている。しかし本職ではないお父さん達ではこれが限界。子供達が喜ぶ遊具など夢のまた夢だ。
今回、匠は園庭のリフォームの前に、保護者の皆さんに家庭の廃材や廃品の提供を呼びかける。すると、廃タイヤや自転車、フライパンなど、100個以上の廃材が集まった!はたしてこの廃材がどのように使われるのか!?廃材のスタイリストの本領が発揮される!
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~廃材のスタイリスト~
金井良一
プレイスケープ 代表 / 造園家

廃材置き場は宝の山と語るほど、廃材を利用したガーデンリフォームを得意とする。一度は役目を終えた素材に魔法をかけたかのように新たな生命を吹き込み、潤いと安らぎの空間を生み出す。
有限会社プレイスケープ
神奈川県大和市

