今回の依頼は人気お笑いコンビ、はんにゃの川島章良。相方、金田哲とのコントで大ブレークを果たし、今年コンビ結成15年目を迎えた。リフォームするのは、川島の両親が二人で住む、東京都江東区の実家のマンション。実は川島は、一昨年結婚前に受けた健診で初期の腎臓がんが見つかり、手術を経験。昨年、子供も生まれたことで、これまで苦労をかけた両親への感謝を強く感じるようになり、親孝行するべく2人の姉と相談し、両親のマンションのリフォームを決断、予算200万円で番組に応募したのだ。
子供が独立してから、夫婦水入らずの暮らしを楽しむ両親。今一番の楽しみは、月に一度3人の子供たちが孫を連れて帰ってくること。3家族を合わせると11人の大人数。二人には広いリビングダイニングも、みんなが揃えばちょっと窮屈。5人の孫たちがいつ遊びに来てもいいように、かつての子供部屋が、孫のおもちゃ置き場に。今や30代になった子供たちの思い出の荷物と合わせるとかなりの量になり、リビングとふすまで仕切られた母の寝室は、簡易ベッドを置くのがやっと。タンスの上まで荷物が積み上げられて危険な状態で、押し入れに収まらないダンボールの山が部屋を占領し、足の踏み場もない。そんな大量の物のため、3家族が泊まる時には布団を取り出すのもひと苦労。寝るスペースもないため食卓の脇に布団を敷いて寝るしかない。家の収納不足を解消し、兄弟が家族で遊びに来た時、いつでも気軽に泊まって行けるようにしたい。そして、出来れば、父のふるさとでもある京都の風情を感じられる家に改造したいというのが、川島の希望だ。
そんな期待に応えようと、わざわざ地元京都から駆け付けたリフォームの匠は「京町家の粋人」の異名を持つ、坂田基禎。京都で生まれ育ち、京町家を知り尽くす匠。果たして東京のマンションに京都の風情を再現できるのか。番組では、川島による親孝行リフォームの模様に密着。助っ人に駆けつけた相方の金田と共に、匠の指導による伝統的な技法にも挑戦し、限られた予算の中、両親のために理想のリフォームを目指して奮闘する。
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~京町家の粋人~
坂田基禎
坂田基禎建築研究所 代表/一級建築士
京都の町家は、自然を遮断をするのではなく、自然環境の中でそれを取り入れて、四季折々を楽しむ。自らが生まれ育った京町家のそんな伝統を重んじ、機能的な住まいと風情を両立させる。
株式会社 田中工務店
埼玉県和光市