今回の依頼者は、チャンカワイとお笑いコンビ、Wエンジンを結成して22年、芸人のえとう窓口。えとうは今から11年前、母と弟が住む大分市の実家のリフォームを番組に依頼(2010.9.12.OA「バケツのお風呂に入る家」)。
そして大分県の実家のリフォームから6年後、千葉県富津市に中古の一戸建てを買って人生で初めて一国一城の主に。大分のお母さんを呼び寄せて一緒に暮らせるよう再びリフォームの匠、柴田の力を借りて、築50年の家を大改造(2016.6.26.OA「同居できない家」)。
あれから5年、リフォームした富津の家を訪れると、そこには驚くべき光景が!実はえとうは、富津の家のリフォームが完成したその年に結婚。二人の子宝にも恵まれていたのだ。一見、家族で何不自由なく幸せに暮らしているように見えるえとう家。しかし、一家に大きな転機が訪れる。なんと一家揃ってえとうの故郷、大分県に移住することを決断したという。
えとうによると、お母さんが最近体調もすぐれず、今のままでは地元の大分から千葉に呼ぶのも諦めるしかなかった。しかも10年前にリフォームした大分市内の実家も坂の上にあり、足腰が悪いお母さんには上り下りが大変。それならばと、自分たちが大分へ戻って平地で家を見つけて、お母さんとの三世代同居を提案、お母さんも賛成したのだ。そしてえとうが地元の知り合いから、格安で貸してもらえることになったのが今回の物件、築60年の木造二階建ての一軒家。将来的にえとうが買い取ることを条件にリフォームを許可してもらった。そんなえとう家の移住計画に協力しようと名乗りを上げたのは、もちろんこの人、リフォームの匠、柴田達志。3度目のリフォームとなる築60年の物件は、20年間誰も住んでいなかった空き家。家のあちこちに傷みが目立ち、庭も雑草が伸び放題。家の中も、天井が剥がれ古い棚などが放置されたままだった。台所や食卓も狭く、お風呂場には脱衣所のスペースがなく、洗濯機置き場は外にあるなど、様々な問題点が明らかになる。
20年間空き家だったこの家で、高齢の母と3世代同居の夢を叶えたい。そんなえとうが用意したUターンリフォームの費用は330万円。足らない分は、えとう自身が作業を手伝って賄うという。匠にとっても、3軒目となるえとう家のリフォーム。果たして、どのように生まれ変わらせるのか?
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~モダニズムの継承者~
柴田達志
(有)A.S.Oスタイル 代表 / 建築家
昭和7年に建てられた国の登録有形文化財「陶磁器会館」の一室に事務所を構え、伝統の味わいと現代生活の快適さを兼ね備えた家づくりを目指す。
株式会社 黒田建商
大分県大分市