ヘアドネーションに挑戦♪
八塚 彩美
去年の秋に行ったヘアドネーションをリポートします。
ヘアドネーション(Hair Donation)とは髪を寄付することです。寄付した髪は医療用のウィッグに使用され、病気などで頭髪に悩みを抱える子どもたちへ無償で提供されます。
私の周りには寄付をした人やこれから寄付するために伸ばしている人が数人いて、ヘアドネーションを身近に感じるようになりました。有名な方がブログでドネーションを報告するケースも増え世間的も知られてきた・・・と思っていたのですが、その認識には男女差があることに気付きました。31cm以上の長さが必要ですので、女性の方が検討しやすいのも確か。でも、男女関係なく知って頂けたら!という願いを込めてお届けします♪
ヘアドネーションをしたい旨を伝えて、美容院を予約。私はいつもお世話になっている京都のPlugue(プレイグ)でカットしました。撮影協力ありがとうございます。
まず寄付する長さを決めます。私は35~36cmに決定。前髪部分が少し短かったので1cmほど差が出ました。長さが違ってもいいことをここで初めて知りました。
次に髪をいくつかに分けてゴムでキツく結びます。
髪がバラバラにならないよう、このゴムの1cmほど上を切ります。
「ドネーションで来られるお客さんには、最初のカットを自分ですることをお勧めしています」という店長の辻村さん。
私も自分ではさみを入れます!
でも、えー!切っちゃっていいの!?切りますよ?えー!本当に切っちゃうよ!!
シャキッ・・・
さらば、私の二年半。
後はプロにおまかせして、きれいにカットして頂きました。
頭をすっぽりと覆う全頭用のウィッグには、31cm以上と決まっているそうです。
カラーやパーマをしていても寄付できます。カビの原因になるので、完全に乾いているときに切ることが重要です。
必要事項を書き添えて、切った髪を郵便や宅配で送ります。こうして寄付した髪、十数人分のものを合わせてやっとひとつの医療用ウィッグが完成するそうです。
人毛のウィッグは高価なので、髪に悩む子どもが理想のウィッグを手に入れられないという現実があります。自然なヘアスタイルで学校へ行ける、髪を巻いてオシャレをしてお友達とお出かけする・・・自分にとっての当たり前は誰かにとっての叶え難い夢なのかもしれない。そんなことに想いを馳せるきっかけになりました。
みなさんの家族や友人、同僚にもヘアドネーションに興味を持っている方が意外といらっしゃるかもしれませんね♪