『アタック25』と私
加藤明子
1976年(昭和51年)生まれの私。
その1年前に産声を上げたのが「パネルクイズ アタック25」です。
幼い頃からずーっと見てきた番組の、まさか出題者になるとは夢にも思っていませんでしたが、産休・育休を挟み、かれこれ9年務めさせて頂いています。
アタック25の歴史にとっては、故・児玉清さん、浦川アナ、谷原章介さんと司会者が変遷した時期とも重なります。
背広が誰よりも似合うダンディな初代司会者・児玉清さん。
収録の合間には最近読んだ面白本から政治の話まで気軽にお話させて頂きました。
健啖家で、フルコースを食べ終えた後、深夜〆にお蕎麦屋へ・・・という事もありました。
当時は3本録りの日もありましたが、まるで疲れを見せない児玉さんに私もスタッフも必死で付いていった懐かしい思い出があります。
人一倍お元気だった児玉さんが病に伏され、あっという間に逝かれてしまった。
そのショックは私の人生にも大きく影響を与えました。
大変な時期を繋いでくれたのは、先輩の浦川泰幸アナウンサー。
チェッカーさん(問題を推敲する皆さん)から絶大な信頼を受け、今でも「浦ちゃん」と慕われています。
そして「アタックの顔」となられて6年目になる谷原章介さん。
周りへの気遣いに溢れ、進行はもちろんスタジオの雰囲気作りをして下さるとても素敵な方です。
この45年間、全国多くの皆さんにアタックに挑戦して頂きました。
先日も、“予選を30年間受け続けようやく来る事ができました。”と仰る方も。
しみじみ有難いなぁと思います。
余談ですが、先日100歳を迎えた祖母は私がTV画面に映ると手を振って喜んでくれるそうで・・・これほど励みになる事もありません。
アタックを愛して下さる皆さんに、これからも「声」をお届けできれば嬉しいです♪