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『本当は怖い顔のゆがみ~逃れられない罠~』 |
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N・Yさん(女性)/42歳 |
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会社員 |
一児の母であるN・Yさんは、日頃から歯並びを気にしているキャリアウーマン。職場では面倒な仕事でも引き受け、家では姑の嫌みからストレスを感じながらも、毎日頑張っていました。そんなある日、朝起きると妙に頬が張っているのを感じ、夫から「最近歯ぎしりがうるさい」と指摘されます。「歯ぎしり」の自覚症状はありませんでしたが、その後、口を開けると、あごの関節が鳴るなどの異変を感じるようになりました。 |
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(1)起きた時、頬が張る
(2)あごの関節が鳴る
(3)頭痛
(4)ひどい肩こり
(5)あごに激しい痛み |
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顎関節症(がくかんせつしょう) |
<なぜ、N・Yさんは顎関節症に?> |
「顎関節症」とは、あごの関節でクッションの役割をしている関節円盤と呼ばれる組織が、何らかの原因で本来の位置からずれてしまう病。するとあごは、正常な働きが出来ず、痛みや口が開かない症状などが現れてくるのです。
では一体N・Yさんは、なぜこの病になってしまったのでしょうか?その原因の一つが、歯並びの悪さ。歯並びが悪いと、上下の歯が誤った場所でぶつかる、いわゆる噛み合わせが悪い状態になります。そんな人がストレスにさらされ強い噛み締めをすると、大きな負担があごにかかるのです。
もう1つの危険行為こそが、寝ている時の「歯ぎしり」。この行為が、あごにさらなる負担をかけていたのです。そしてついに、あごの関節円盤が負担に耐えきれず、前方へとずれて、「顎関節症」を発症。あごの痛みや、頭痛、肩こりなど、様々な症状となって現れたのです。
さらに悪い噛み合わせは、時としてある変化をもたらすことがあります。それが「顔のゆがみ」です。N・Yさんも、歯並びを直す矯正から治療を始め、今では顔の歪みも解消されました。 |