愛知県瀬戸市 水野教雄陶房②
今回は、瀬戸物の街、愛知県瀬戸市の「練り込み陶芸職人」をご紹介します。
瀬戸の土を使った色粘土で、模様を描く練り込み技法。その歴史は古く、1300年前に始まったと言われています。3ミリの粘土を何重にも重ね、匠の技で綺麗な小花模様に仕上げていきます。そして最も大事な作業が、最後の「圧着」。
練り込み陶芸は、幾つもの粘土を重ねて作るため、つなぎが多くあります。圧着が弱いと、焼いた時に空気が入り割れてしまう可能性が。経験に裏打ちされた職人技で仕上げていく水野さん親子。
この道13年の息子、伝統を守るため新たな取り組みを始めました。練り込み陶芸を愛する親子の奮闘に密着します。